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バンダイのブロントサウルスです。
恐竜シリーズのNO・2で、「ブロントザウルス」の名称で表記されています。


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ブロントサウルスは古くから知られていました恐竜ですが、現在ではその存在が無効になっております。
先に発見されたアパトサウルスと同じ化石であった事と、更には復元化石が他の恐竜との混同であった事が判明したからです。
現在では、全てアパトサウルス名義で扱われています。

愛すべきブロントサウルスは、古生物学上ではこの世から消え去ってしまいました。
巨大恐竜の代表として、復元図や絵本、映画や模型等で昔から親しまれて来ただけに、ショックは大きかったです。
しかし、その存在は決して忘れ去られる事はなく、想像上の怪獣としていつまでも皆の記憶の底に生き続ける事でしょう。


ブロントサウルスとしての解説です。

今から約1億5千万年前の中生代ジュラ紀後期の北アメリカ大陸に生息した、竜盤目竜脚類に属する巨大な草食恐竜です。
全長は25メートル、体重30トンに及び、長い首を伸ばして植物を食べていました。
以前は半水中生活と思われていましたが、群れを作って移動していた陸上生活者であったそうです。

大きな身体と大人しい性質から来る心優しい印象から、多くの子供達に親しまれて来ました。
アメリカの石油会社シンクレア・オイル社の看板マークにもなっています。
映画でも「ロスト・ワールド」「キング・コング」「最後の海底巨獣(恐竜)」、テレビでは「怪獣王子」「恐竜探検隊ボーンフリー」等々、多くの作品に登場しました。
ティラノサウルスと共に人気恐竜の代表格です。


バンダイ模型ですが、頭が丸く全体になだらかな感じで可愛らしい作りです。
頭部は可動式で、S字形に首をもたげています。
ゼンマイ動力で四本足を動かして歩きます。

彩色ですが、70年代には信じられていた水棲恐竜のイメージで、深みのある水蘚色?で塗りました。
腹部が銀色なのは、昔この模型を弟がこんな風に色塗りしていた記憶からです。


この模型が新発売された昭和47年初頭当時、上の弟が家から少し離れた模型屋さんで買って来て、それを兄弟皆で遊んだ思い出がありました。
当時、僕は小学校卒業間近で、何故か兄弟同士の間でも模型熱が高まっていた頃でした。
このバンダイ恐竜にアオシマの鬼太郎、モーター戦車等、いくつかの模型を買ってきては作って遊んでいました。

弟が中心となって、お遊び内容を考えました。
ブロントサウルスを主役にした「ネッシーの大高原」という、テレビ放送(されているという脳内設定)ドラマをでっち上げました。
当時、ブロントサウルスといえば、ネッシーと呼んでいたのです。

内容ですが、怪獣同士の戦いを中心に描いた、あるいはただブロントサウルスが高原を歩いて旅する場面が延々と続いている物語でした。
これは大変な人気番組だという事でしたが、後番組の「タバコ屋鬼太郎」(アオシマのトコトコ鬼太郎が主役)を放送したところ、一挙に視聴率が落ちてしまい、とうとう鬼太郎を打ち切りにしてネッシーの再放送を行う事になったという、子供が考えるにはとんでもないドラマ仕立てなお遊び内容でした。

酷い事に、その後起こった兄弟喧嘩で、僕がこの模型を投げ付けて壊してしまいました。
弟には大変申し訳ない事をしたと反省しております。
こうして現在手に入った模型を完成させて大事に保存しているのは、悪い兄貴である自分自身の、罪滅ぼしの気持ちから来るものです。


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箱絵は小松崎茂氏の作で、巨大な姿が迫力を持って見事に描かれています。


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ネッシー・・・もとい ブロントサウルスのアップ。
穏やかな顔付きですね。


次回は、「陸の恐竜ー肉食竜」ティラノサウルスの登場です。


バンダイのイグアノドンです。
恐竜シリーズのNO・1表記です。


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イグアノドンは、今から約1億年以上昔の中生代白亜紀前期に生息していた草食恐竜です。
鳥盤目鳥脚亜目に属し、体長は7~9メートルで、大きな爪のある前足とよく発達した後足を持ちます。
臼の様な歯が数百本もあり、それで植物を磨り潰して食べていました。

人類科学の歴史上、最も古くから知られた恐竜として有名です。
1822年にイギリスのサセックス州の石切り場から、ギデオン・マンテル夫妻によって断面的な化石が発見されました。
それが学術的に認知された最初の恐竜でした。
(同時期に発見された肉食恐竜メガロサウルスも同様です)

1878年にベルギーのベルニサール炭鉱から多数の全身化石が発見され、それによって全身像が解明されました。
復元された化石は、ベルギー王立自然史博物館に所蔵展示されました。
上野の科学博物館で日本公開された時に僕もそれを見ましたが、黒光りする重厚な化石の迫力に圧倒されてしまいました。

発見当初は1本角を生やしたサイの様な四つ足の姿で復元されていましたが、全身像が判明すると2本足直立のカンガルー形に修正されました。
この直立姿は長い間認知されていたのですが、最新の研究では、再び四つ足姿に再修正されているそうです。


バンダイの模型ですが、当時の恐竜像である直立姿勢の姿を正確に表現しています。
ゼンマイで身体を左右に動かしながら大股で歩行します。
腕は足に直列しているものの殆ど機能せず、僅かに動く程度です。
肌理細やかな皮膚感は絶品で、爬虫類の鱗表現が素晴らしいです。
怪獣的な牙表現になり易い歯も、草食性の臼の様な形が並んでいます。

彩色ですが、イグアナをイメージした南国トカゲ風にしてみました。
身体の溝に沿って模様を濃く入れてみました。


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恐竜シリーズの第1弾として、ブロントサウルスと共に発売されました。
箱絵は小松崎茂氏で、走る様子が迫力ある作画で描かれています。


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2色刷り8ページの「恐竜百科辞典」なる小冊子が、付録として付いていました。
イグアノドンにはNO・1「恐竜の祖先たち」が、ブロントサウルスにはNO・2「水べの恐竜たち」が付属していました。
先の2体以外は国内販売版が見つからないので、この冊子も全冊揃っていたのかは不明です。


次回は水べの恐竜として、ブロントサウルスを紹介しましょう。
(冊子の解説風)

節分の季節、2月3日は豆まきをして恵方巻きも食べました。
家の中に撒いた豆を、翌朝拾って食べましたが、今年は豆の数も控え目にした為、自分の歳の数を集めるのに一苦労でした。

部屋の中に散らばった豆を集めて食べながら、それまでの自分の生き様に思いを寄せていました。 

5個(5歳)  幼稚園に通っていた頃 東京オリンピック開催
10個(10歳) 小学校の頃 大阪万博の前年
15個(15歳) 中学校最後の年 オイルショック翌年
20個(20歳) 成人 そして父が亡くなった頃
25個(25歳) 会社が変わった頃
30個(30歳) 平成の時代になった頃
35個(35歳) 成田亨先生の美術教室で皆と騒いでいた頃
40個(40歳) 世紀末 母が亡くなった頃
45個(45歳) 今の怪獣仲間達と知り合い楽しんでいた頃
50個(50歳) 嫁さんと出会った頃 翌年に結婚
55個(55歳) 現在

といった具合です。
人夫々の歴史の中で、今現在が進行して行くとつくづく感じました。

これからも頑張っていきます。
嫁さんと、そして多くの人達と共に。


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            幸福恵方撒き


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          いわしも丸かぶりです


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                                 福豆


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              家内安全



最近、またもブログが停滞してしまって申し訳ございません。
ここに来ましてソフビ人形の彩色の仕事が舞い込んで来ました。
恐竜模型に関しましては、必ず更新いたしますので、今しばらくお待ちください。


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2013年頃に撮影しました怪獣模型群。
向かって左から、ティラノサウルス(バンダイ)、アロン(今井科学)、ガメラ(日東初版)です。
偶然ですが、かなり渋い面々が鮮明に映りましたので、ここに取り上げさせていただきます。
動く模型愛好会(UMA)の掲示板では掲載済みですが、改めてのブログ初公開です。

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