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現在はエアソフトガン等を販売しております東京マルイ社が、70年代に発売しました火焔怪獣ジラゴンです。
 
 
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ご覧の通り、その名前からしてゴジラを模したと思われますオリジナル怪獣で、ゼンマイで歩行します。
日東のゼンマイ怪獣とほぼ同大ですが、背が高くて大きな印象を受けます。
造形もスタイルも中々よく、かなりリアルな出来です。
 
口に線香の様な発煙棒を差し込んで、それに火を吐けて煙を出して遊ぶ仕組みになっています。
現在の安全基準では、危ないのではないでしょうか?
70年代に起きた火災事故の内、数件はもしかしてこのジラゴンの発火によるものだったりして。(これはウソです)
 
対怪獣用のミサイル戦車と、怪獣が手に持つジェット戦闘機が付属しています。
戦車は走行はしませんが、強力なバネでミサイル発射します。
これはまともに食らうと怪獣が壊れます。
 
 
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  ミサイル戦車対ジラゴン
 
鱗表現を出す為に、全体に銀を活かして彩色しました。
腹部はどら焼きみたいになりました。
 
このジラゴンも、動く模型愛好会のオフ会に何度か持って行きました。
印象的だったのは、ゼンマイ怪獣相撲に参加した時です。
アオシマのモグネチュードンや日東のガッパ等との対戦を、ハトサブレーの箱の蓋の上で行いました。
一番強かったのが白蟻怪獣バクラーで、ジラゴンは2度程投げ飛ばされました。
バクラーは腕が4本もありますので、流石強豪です。
 
 
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     ジラゴンの雄姿 まさしくゴジラ型怪獣です。
 
 
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      発煙棒を口にするジラゴン 煙草は控えめに?
 
 
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ジラゴン箱絵 
梶田達二画伯の迫力の作画です。
隣に偶然写ったジラゴンの後姿が哀愁を感じましたので、一緒に載せておきます。
 

丁度、3年前の今頃でした。
2011年3月11日の午後2時40分頃、大地震が起きました。
震度5以上の地震は、自分にとっては生涯初の体験でした。
東日本大震災、震源地は東北で、甚大な被害が発生しました。
津波による被害、原発設備の破損、倒壊家屋、2次災害拡大、これが現実の世界だろうかと思われる程の被災状況でした。
 
僕はあの時は嫁さんと一緒に家にいた為、無事ではありました。
友人達と安否を伝え合いました。
家族は幸い無事でした。
列車の運行状況を確かめに何度も駅まで行きました。
部屋の中の物が、いくらかは壊れました。
屋根裏部屋にあった一連の模型は、不思議と無事でした。
 
あれから3年が経過しました。
未だに災害が尾を引いており、解決の見通しも立たない状況です。
しかし、人間の復興の力を信じた経験でもありました。
国破れて山河あり。
震災にも負けずに立ち上がる勇気を得ました。
 
あの日の事を忘れてはならない、そう心に感じました。
 
 

変り種怪獣で、サンキットの 怪力、潜水怪獣グジラスです。
 
 
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總藝舍さんとの先日の会合でお披露目しました怪獣です。
一足お先に總藝舍さんの方では紹介されております。
 
 
この怪獣に関しましては、自分は全く知識がありませんでした。
模型マニアの知人から教えて貰ったのですが、何でも昭和40年代初頭の怪獣ブームの時に世に出ていたそうです。
潜水艦模型に見られる自動潜水装置が設置されていて、頭部の角と、それに直結している両側の鰭が、その役割を果たしています。
 
模型オフ会で2度程、公園の池で泳がせてみたのですが、うまく潜らず、水中モーターで水上走行をするのみとなってしまいました。
自分の作り方が悪かったのかも知れません。
 
池では、イマイのシウルスを糸で後ろに引っ張って、ゆったりながらもそれなりの泳ぎを見せました。
しかし、2度目の水上走行の時に、片方の鰭を破損させてしまった為、飾っておくだけのディスプレィ模型になってしまいました。
 
シウルスの時と同じく、自分なりの台座を粘土で作りました。
これは博物館の標本みたいな感じで、まるで昔の博物学者ゲスナーの描いた、鯨の想像図の様です。
 
 
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グジラス腹部 まさに鯨です。
 
 
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獰猛な頭部 長い角が自動潜水装置だそうです。
 
 
全体にゴジラの水中進化型といった感じで、ゴーヤの様なゴツゴツした質感です。
彩色ですが、潮焼けした抹香鯨をイメージしました。
 
グジラスに関してですが、余程の模型マニアしかその存在を知らないらしく、自分も未知の生き物を目撃した様な驚きを感じました。
 
模型の世界でも、謎の怪獣は数多く存在します。
これから数回に分けまして、それら知られざる怪獣模型を紹介していきます。
 
 
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グジラス 箱絵  マブチ水中モーター使用の表記が懐かしいです。
 

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