努blog

2014年06月

ここに紹介しますのは、有井製作所のミニ恐竜シリーズです。
 
 
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有井製作所ですが、現在はマイクロエースと社名を変えて鉄道模型を販売しております。

チラノサウルス(ティラノではなくこの表記でした)、ステゴサウルス、ブロントサウルス、プテラノドンの全4種でセットになっています。
下顎や手足等が可動式で、接着不要のスナップキットです。
大きさは、日東ミニ怪獣と同じ位のお手頃モデルです。

全体の造形ですが、やや荒削りながらも無難に出来てはいるのですが、目が描いた様に平面的で漫画的な印象があります。
ミニサイズでプテラノドンをチョイスしてくれた所は嬉しいです。
 
この模型の問題点は、部品同士の合いの悪さです。
手足等の可動部分が上手く本体とかみ合わず、バリも多くて何かと作るのに困難です。
同じミニ模型でも、作りやすく部品の合いも綺麗な日東恐竜とは対照的です。
 
制作に当たって、下顎以外の箇所は接着してしまいました。
バリも削ってパテ修正を行い、夫々の形にまとめました。
彩色は、各恐竜をそれらしく仕上げました。
 
 
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チラノサウルスは何故か前足の指が3本です
ヴェラキラプトル等の様な小型肉食恐竜の雰囲気があります
 
 
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オーソドックスな感じのステゴサウルス
背鰭が交互になっていない所が気掛かりです
 
 
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ブロントサウルスは愛嬌があって面白い雰囲気です
 
 
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プテラノドンは立脚可能な地上に降り立った所を表現してあり
そこが嬉しいです
 
 
その大きさの為か制作にそれ程時間も掛からず、置き場所も取らない手の平サイズの模型です。
以前、模型愛好会の戦車オフ会の時に、これらの恐竜を持参したところ、思った以上に好評でした。
戦車模型の会合にもかかわらず、模型の集合写真撮影の時に戦車に紛れ込んで置かせてもらいました。
楽しい想い出です。
 

先に紹介しましたウルトラコングに引き続いての紹介です。
童友社の新怪獣 ザ・ウルトラクィーンです。
 
 
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この姿形を見てお判りの通りですが、完全に宇宙大怪獣ギララです。
元は緑商会で販売していた、ギララのゼンマイ版の名前変え品です。
形状はギララそのまんまですが、怪獣女王の異名で再び世に出ました。
以上の関係から、怪獣女王ウルトラクィーンの外見解説は、そのままギララの解説になります^^。
 
日東怪獣等と比べると、ひと回り程小柄ながらも、全体のバランスは良く、頭のアンテナも洒落ています。
目玉が丸くて、爬虫類と昆虫の融合体の様です。
丸みをおびた姿が、見ようによっては女性を連想させますので、クィーンというのも納得出来ます。
 
女王の気品を表す感じで、銀を含んだ明るい緑色で彩色しました。
あくまでもオリジナル怪獣としてのイメージです。
 
やや足踏み状態ながらも、歩行の足取りもしっかりしています。
しかし、ゼンマイを巻く穴の部分と歩行用の足が接近している為、ツマミ(ゼンマイハンドル)が差し込み難い問題点があります。
どうしても足の部分とぶつかってしまいがちになり、歩行させるのに苦労します。
 
 
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これが箱絵ですが、明らかに緑商会のギララの箱写真をコピーした様なイラストです。
それを、どこかのコンビナートの写真と合成しています。
下顎が反った様に大きいのですが、これは基となった写真の下顎の反対側の部分を、同じラインと勘違いして描いた為と思われます。
 
 
ウルトラコング(もとガルネラ)と共に世に出た、ウルトラクィーン(もとギララ)。
よくこれが販売品として通ったと思うのですが、これも童友社の英断でしょう。
その名称は、同社の社長自らが名付けたそうです。
そういう経過から、由緒ある怪獣模型ではないでしょうか。
 
同じ童友社から、正式にギララとしての復刻版が出たのは記憶に新しいところです。
緑商会の名作模型が、形を変えて手に入るという意義のあったクィーンでしたが、復刻版の登場でその役目を終えた感じです。
しかし、決して有名怪獣の代役ではなく、新怪獣としての怪獣女王の存在は、これからもファンの間で語り継がれていく事でしょう。
 
 

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