努blog

2014年10月

マルサン商店のパゴスです。
自分が所有しております怪獣模型の中で、唯一のマルサン電動怪獣オリジナル品です。
 
 
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「ウルトラQ」に登場した地底の原始怪獣で、ウラニウムを食べています。
分子構造破壊光線という武器を持ち、それが金色の虹を生み出します。
未来型産業都市を破壊して暴れますが、最後は新兵器ネオニュートロンミサイルを食らって倒れます。

パゴスですが、映像ではモノクロ画像の陰影の深さの効果もあって、鋭角な張りのある造形が引き立ち、実に素晴らしい造形美を見せてくれます。
見ようによっては岩盤の様な重圧感で、巨大な黒牛を思わせます。
「Q」の中でもペギラやガラモンに並んで、最大の人気怪獣でしょう。
 
 
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この模型ですが、数年前に、玩具イベントで出店されていマニアの方から入手しました。

組み済みジャンク状態でしたが、通電で動きましたので購入決心をしました。
その時もかなりの金額でしたが、もはや現在の状況ではとても買う事が出来ません。
おそらく自分にとって、唯一無二の存在になりそうです。
 
リモコンボックスがありませんでしたので、かねてから持っていた別玩具のボックスを流用しました。
単2電池2本使用で、スイッチは2つありますがどちらを押しても前進のみです。
牙と内部の錘は、復刻版か何かの流用品の様です。
 
全体に筆塗りでこげ茶色の彩色しました。
背鰭と口の辺りはやや明るい色合いにして、コントラストを出しました。
目玉は内側に描き込む様にして、光を放つ瞳を表現しました。
 
 
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箱はコピーの複製です。
かなりの大きさですが、これがイラストだったら更によかったと思ってしまいます。
 
こうして復活したパゴスですが、初めの内は歩行は順調でしたが、最近になって右足のタイヤの滑りが悪くなってきました。
平坦な床の上だと、片方に円を描いて真っ直ぐ前進しなくなるのです。
車輪付近にグリスを塗ったりもしましたが、どうも上手くいきません。
布や新聞紙の上だとちゃんと歩いてくれますので、仕方なく歩行場所を選ぶ様にしました。
 
追伸
問題のパゴスの足裏のゴムタイヤですが、滑りの悪い方が僅かに歪に出っ張っていました。
そこをカッターで切って綺麗に調整しましたところ、前進してくれる様になりました。
でも、時々歪みますが^^。
 
 
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このパゴスで想い出にあるのは、今から4年程前の2010年秋に、某玩具イベントに参加した時の事です。

クリエイターズカーニバル(通称クリカニ)という、模型と玩具の販売会が開催されていました。
その一環として、電動模型同士を対戦させる「電動ファイト」なる催しがあり、それにパゴスを参戦させました。
他には電動ロボット模型や手製の戦車、美少女装甲車等、個性豊かなファイター達が集いました。
パゴスは残念ながら第2戦で敗退、対戦相手は同じUMA(動く模型愛好会)の人が作った投石器でした。
 
その参加メンバーの中に、漫画家であり模型愛好家で研究家の はぬまあんさんがいらっしゃいました。
はぬまあんさんは、「モミモミ1号」という高性能な自作メカで参戦され、見事優勝を飾りました。
長い腕を伸ばして掴み引っ張るという優れ技を持つ、ゾイド風メカです。
 
はぬまあんさんはその翌年に亡くなられました。
直接お話する事はなかったのですが、同じ空間で同じ趣味を楽しんだ方の訃報に寂しさを感じました。
楽しい想い出を残してくださいまして、感謝します。
 
現在クリカニは活動停止中です。
皆それぞれ大変な事情があると思われますが、また再開される日が来る事を信じて、僕も日々模型を作ります。

3日間に及んで紹介して参りました怪獣模型群ですが、今回をもちまして、ひとまず全体像公開の終了となります。
 
 
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ガメラにギャオス、ガッパと、割りとメジャーどころが出揃っております^^。
まだまだ未完成や修理途中の物もありますので、更に模型制作は続きます。
 
 
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恒例の怪獣の後姿。
タミヤの61式戦車を久々に動かしてみましたら、無事に作動しました。
また、模型オフ会で活躍させたいです。
 
 
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 追加画像 その1   恐竜に襲われる!
 
 
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 追加画像 その2   大怪獣決闘 ガメラ対バラゴン!
 
 ちゃんとバルゴンもおります
 
 
掃除と整頓はどうしたかというと・・・まだ、これからです。
 

昨日に引き続いて掃除と整頓、及び怪獣模型のメンテは続きます^^。
 
 
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なぜか撮影画像がボケ気味で、昨日以上に写りが暗いのですが、そこはどうかお許しください。
 
今日はマイナー怪獣の集合です。
ラドンガ、ガメス、グジラス、ドラゴン、キジラ・・・いのしし。
いろいろいます。
 
 
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怪獣ひとつひとつを取り出して、絵の具の筆でサッサッと拭いて埃を取ります。
そしてゼンマイを巻いて作動を確認します。
今回も皆うまく動いてくれました^^。
 
長年かけて手に入れて作った模型を、これまた時間をかけて管理調整していきます。
模型とは、つくづく手間のかかる趣味だと実感しております。
 

自宅の屋根裏部屋が僕の模型と制作関係の道具が置いてある場所ですが、もうずっと前から放置状態のままですので、それを反省しまして、今週は清掃と共に、今迄作ってきた模型をメンテナンスする事にしました。
 
そこで、せっかく模型を引っ張り出すので、可能な限りの撮影を行ってみます。
殆どがこのブログで取り上げて来た物ばかりですが、中にはまだ未登場の物もあります。
それらはいずれ紹介します。
今回はあくまでも、掃除がてらの全体像としての公開です。
 
まずは第1回目です。
 
 
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電動怪獣にゼンマイ怪獣 ミニ怪獣に妖怪
 
 
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怪獣の後姿がいいですねぇ~!
 
 
模型も長い間動かさないで放置しておくと、内部の機能が劣化します。
電化製品や自動車等と同じで、定期的に通電しておかないと動かなくなるのです。
 
幸い、今のところ大丈夫です。
それでも、電動怪獣の歩行機能が鈍ったりしていましたので、注意が必要です。
 
あと、四足歩行の怪獣の横腹にヒビが入っている物もありましたので、接着剤を流し込みしておきました。
 
無敵の怪獣群も、健康管理に気を使うのは人間と同じです。
 

またも引き続きまして、地底怪獣バラゴンの話題です。
と言いましても、今度は僕の所有品ではなく、別の模型です。
 
以前紹介しました「總藝舍 底辺文化発掘協会」さんの所で作られた、バンダイ製のゼンマイ歩行バラゴンです。
 
 
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70年代末に、バンダイから全部で4種類のゼンマイ歩行怪獣模型が販売されていました。
レッドキング、ゴモラ、アーストロン、バラゴンです。
バラゴン以外はブルマァクから出されていた物の再版で、かなりのディフォルメが入った造形です。
予定として、モゲラとデットンもラインアップに入っていたそうですが、未発売に終わりました。
 
このバラゴンですが、形はブルマァクのジャイアントサイズソフビ人形に酷似しておりますが、かなりの荒削りで、特に頭部は四角い箱の様でした。
 
それを、總藝舍の多賀もちゆきさんが、大幅な改造を施しまして、劇中のイメージに近づけ数段格好よく仕上げました。
パテ盛りで形を整え、細部を造形し直してあります。
更に彩色がお見事で、頭部の棘と背鰭の金色が美しいです。
 
今年の夏の集会で、このバラゴンを直接拝見させていただきました時、そのあまりの完成度の素晴らしさに、思わず感激してしまいました。
よくぞこれだけの精密造形の改造と、栄える色合いが施されたものだと感じました。
 
僕の複製版マルサン電動バラゴンも、この多賀さんの彩色を参考にさせていただきました。
金色の背鰭等がそれです。
いつか2大バラゴンの共演を楽しんでみたいです。
 
 
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こうして見ますと、組み立てて時として納得のいく改造を施し、仕上げの彩色を行って完成させたものこそが、模型本来の姿だと改めて感じました。
 
作る楽しさを分かち合える仲間が存在する事は、自分にとっても幸いです。
 

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