努blog

2018年09月

長々と時折合間を空けながら続けました北陸紀行文ですけれども、今回で最後、ようやくの完結です。

岐阜県の白川郷から、同じ県内にあります古い街並みが軒を連ねています飛騨高山に移りました。
そこが今回のツアー旅行の最終観光地です。

小京都とも呼ばれております高山市内は、今迄何度か訪れた事がございました。
今回は日本に唯一残っていると言われております代官所、高山陣屋を訪ねました。

江戸時代の姿をそのまま残してある歴史名所として名高く、そこを観覧して回りました。



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代官所の入り口です。



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内部にはいろいろな歴史資料が残されて展示されていました。
江戸時代、ここでかつて大勢の人達が出入りしていたと思うと、時代の重さを感じました。

見学時間が短かったので、ざっと回っただけでした。
今回のツアーでの白川郷や高山陣屋等は、いつか時間をかけて見に来るべき場所だと思いました。



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飛騨高山の街並み

代官所で時間を大幅に使いました為、ほんの少し見学しただけでした。
それでも古い家々には活気が溢れて、楽しそうな雰囲気が感じられました。



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高山陣屋を出ました後、嫁さんと茶屋でお茶と和菓子を食べました。
ほんのひとときの幸福感を味わいました。



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北陸の旅を終えまして、一路東京まで帰りました。

途中のサービスエリアも楽しく、夫々がそこならではの特徴がありました。
岐阜県の平湯サービスエリアでは足湯もあり、のんびりと外での温泉気分に浸れました。



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足湯は実に気持ちよく、ここでの休憩時間の殆どを、僕はお湯に浸かっておりました。
旅の疲れを癒す、おっさんの小汚いおみ足。
見たくも無い光景でしょうが、これも記録という事でご勘弁願います。



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長野県岡谷市にあります、諏訪湖サービスエリアから見ました諏訪湖の風景です。

広々とした湖を見ながら、旅の終わりの時間を楽しんでいました。




帰りの道で、交通事故渋滞に遭いました。
何でも小仏トンネルで、小型トラックがエンストしてしまったのが原因だとか。
もう外は真っ暗で、予定よりも30分位遅れまして東京の新宿に到着しました。

僕はお土産をいくつか持って、会社に向かいました。
この後、夜勤の仕事があるのでした(辛い・・・)。
嫁さんはもうひとつ先の到着地である上野で降りる為に、そのままバスに乗って行きました。

こうして北陸旅行は終了しました。
今回はツアーを利用しました、富山での墓参りを兼ねた旅行でしたが、いろいろと興味深い風習や名所を見る事が出来ましてよかったです。

いつかまた、富山には行きたいです。
その時は、自分なりの名所巡りを行ってみたいと思っています。



岐阜県にあります歴史建造物集落地 白川郷にて、昔の生活を偲ぶ貴重な資料の公開です。

白川郷の入り口付近にあります民家園では、代表的な合掌造り民家が数多く保存されております。
更にその内部では、民家での生活の様子が展示資料を用いて公開されています。

それらの様子を紹介させていただきます。




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茅葺民家の模型

材質にも拘り精密に作られました模型です。
家の内部構造も一目で判り、白川郷での民家入門の役割を果たしております。



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茅葺屋根の内側です。
沢山の木材で張り巡らされております。

木製の階段で家の上に上がれる様になっておりますが、気を付けないと危ないです。
慎重に一歩一歩登ってみますと・・・
木材の隙間から下が見えますので、床が少し怖いです。



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藁蔟

こちらは生活空間の紹介で、藁で出来ました蚕の養殖用具です。
蚕が繭になる為の居場所となる人工巣で、「蔟」(マブシ)と呼ばれています。

養蚕が村での生活収入源の一環でした。



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居間

囲炉裏を中心に生活の場が設けられています。
ここで大人数が暮らして会話に華を咲かせていました。
暖かな交流の場を感じさせます。



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つむぎ機と糸車

蚕養殖関連の生産用具です。



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回転蔟(まぶし)

こちらも蚕の養殖の為の用具です。
先の人口巣のマブシとは別で、この中で多くの蚕が繭を作った時に、一定箇所に固まらない様に自動回転する仕組みになっています。

優れた生活の知恵が伺えます。



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居間の囲炉裏

ここに座って暖を取りながら会話をしたのでしょう。
村での生活の一環です。



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燈明の今昔

照明用具も時代と共に変わっていきます。
明るくなった室内には、生活空間の命が吹き込まれます。



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木材

大切な生活資源の確保場所でしょうか。
必要な資材はいざという為に揃えておく事は大事です。

物と便利さに慣れてしまった僕などは、大いに考えさせられます。



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水力を用いた杵突き小屋

外部からの水の流れを利用して、自動杵突きとして活用しております展示場所です。
生活の知恵、創意工夫が感じられます。



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茅葺民家の手入れ

大切な民家の改築修理です。
茅葺屋根の張替え作業を行っておりました。

大切な場所を保存していくにも、多くの苦労があるのでしょう。




民家園での合掌造りの家は、観覧の為に保存展示されております。
そこから出て向かう白川郷の合掌造りの民家地は、重要な文化財として保存されている建造物もあれば、今現在も人が住んで生活場所として活用されている家もあります。

ツアーの時間内で見て楽しむだけの観光ではなく、古来から人の生活の場として存在する家々の存在意義を、自分なりに体感するのが大事だと思いました。


次回、最終回です。



暫く合間が出来てしまいまして申し訳ございません。
北陸紀行の続きです。

ツアーバスで富山県を離れまして、岐阜県にあります合掌造りの集落地 白川郷にやって参りました。

こちらは古くからの茅葺建造物の民家が密集している地域として有名で、世界遺産にも登録されています。


まずは、貴重な歴史建造物を保管しております民家園を観覧しました。
こちらの住居は資料として保存管理されております。



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まさに古来から存在する建造物です。
昔の日本家屋の歴史を見る思いがします。
内部には、民家での生活用具等が資料として展示されています。

東宝映画の「東洋の怪物 大怪獣バラン」(昭和33年)や、「フランケンシュタイン対地底怪獣バラゴン」(昭和40年)での世界観をも彷彿させます。



民家園を出まして、合掌造りの家々の存在します集落地を散策します。
こちらは一部人が住んでいる場所もあり、売店等としましても活用されています。



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であい橋を渡りまして、白川郷の家々を訪ねます。
大勢の観光客で賑わっていました。



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大変広い地域ですので、全部を回って見るのは大変です。
僕は途中で引き返しました。

機会があれば再度行ってみたいです。



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野外に洗濯物が干してあります。
住居としても使用されているのでしょうか。
こういう光景を見ますと、気持ちが安らぎます。



民家園での保存資料は興味深かったです。
それは次回紹介いたします。




越中おわら風の盆から一夜明けた翌日、北陸各所の名所を観光に訪れました。
その様子をお届けします。




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ホテルでの朝食

お好みバイキング形式です。
富山名産の和食と、洒落た洋食がマッチした食材です。

鱒のお寿司とホタルイカが美味しかったです。



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ホテルの部屋でくつろぐマウントゴリラたち。
ここにも連れて来てしまいました^^。

南の島から北陸地方へ、留まる事を知らないゴリラ旅行です。



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二日目のツアー旅行では、北陸の名所を数ヶ所巡りました。

初めに訪れましたのが、富山の薬店 池田屋安兵衛商店です。
富山の薬売りは有名ですが、和漢薬種を扱う歴史ある老舗の薬問屋です。

お店で開発製造された薬を扱っており、来店者の方々には店主さん自らが薬の製造法を公開しております。
来客者の目の前で、店主さんが薬の基となる材料を引き伸ばして何本もこしらえます。
それを細かく刻んで、大きな板を用いて転がし、沢山の小さな丸薬が出来上がる工程には、店内から驚きと感激の声があがりました。

僕も馴染みのある熊の胆の小袋と、お土産の紙風船を買いました。



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池田屋安兵衛商店前のバス乗り場にて

円形オブジェの前でのゴリラ集合です。
富山でも、マウントゴリラは大活躍です。



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富山県を離れまして、岐阜は白川郷へ到着しました。
そこで古い合掌作りの民家を見ました。

最初に、沢山の歴史資料が保存されております民家園に入りました。
手前の赤い服を着ているのが、僕の嫁さんです。



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そして、ここでもマウントゴリラが登場です!

合掌作りの民家にゴリラも驚きです。
日本古来の味わい深い世界を楽しんで参りました。

その様子は、次回まとめて紹介します。



富山での晩、風の盆を見に行きました。
これは9月初頭の1日~3日にかけまして、富山県の越中八尾の街で行われます、民謡行事の催しです。

着物に笠という姿に身をやつした大勢の男女が、哀愁を感じさせます胡弓の音色に乗って、街中を踊って廻ります。
富山を代表する伝統行事で、毎年全国から大勢の人達が訪れます。

僕は初めてでしたが、この幻想的な踊りの世界を見入って参りました。




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富山駅から5駅目の越中八尾駅下車です。

風の盆の時期は毎年大変な混み様で、乗車制限が為されております。
整理券を持って列車に乗り込んで、目的地の八尾まで向かいます。

途中、夜の暗がりもありまして、外は山に覆われた風景が続いていました。
街の灯がぽつぽつと見え出しました頃に、越中八尾駅に到着。
駅を始め、街の到る所にお迎えの提灯が灯っておりました。



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坂のまち大橋を渡りまして、八尾の街に入ります。
そこで風の盆が催されておりますが、町内のあらゆる場所で多くの踊りの会が行脚しておりますので、時間的な機会に出会うのが大変です。

待っているよりも、街中を廻って踊りを見に行く方が得策です。



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街中でも、神社やお寺でも、踊りが披露されておりました。
踊りが始まりますと、周囲の人達が一斉に立ち止まりまして大変な込み様となります。

踊る男女の哀愁と日本古来の奏でが、見る者を虜にして、しばし幻想の世界へと誘います。



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大勢での踊り集団に出会いました。
男女共、お顔を笠で隠した姿が艶やかさと哀愁感を抱かせます。
踊りが一体となって、見事な舞踊を演じられていました。

大勢の観光客で道が塞がれて、途中何度も嫁さんと逸れ掛けました。
周囲の人達との接触に注意して、道を行かねばなりません。





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ちょっと小休止。
途中の表に席のあります休憩所で珈琲タイムです。
嫁さんと都合2回、同じお店に行きまして、そこの人達ともお話しました。

お店の人達が大変親切で、いろいろとご接待くださいました。
人との繋がりを感じさせました、富山での夜でした。



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越中八尾の街並みの夜景です。
名残惜しいのですけれども、込み合う駅での状況を考慮しまして、夜の10時過ぎに帰りました。

さらば風の盆、また行きたいです。



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富山駅前のホテルに向かう途中にありました、昔懐かしい映画看板をあしらった飲食店です。
金鳥蚊取りの看板に、古い昭和の映画のポスターまでもが。
スーパージャイアンツ! 宇津井健さん主演作です。



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ホテル前に設置されています雷鳥の像です。
雷鳥は富山県の県鳥でして、馴染み深い存在です。

富山での夜を楽しんで参りました。
大変素敵で貴重な体験でした。

次回は、北陸の旅の続きです。




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