努blog

2019年11月

以前こちらでも紹介しました、月刊漫画雑誌 現代芸術社ウルトラマンの付録で、ウルトラマン対スカイドンの紙工作です。




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67年6月号で、井上英沖氏が描いたジャミラとスカイドンの漫画が載っています。
その巻頭部分に付属しております、折り込み紙工作付録を今回作ってみました。



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作るといいましても、貴重な当時物資料でもあります現物を切り取り出来ませんので、カラーコピーした物を組んでみる事にしました。

僕の方法ですけれども、まず最初にカラーコピーした物を丁寧に切り取りまして、やや薄目の丈夫な紙に張り付けます。
次に、これを再度切り取って各部品を作ります。

手間のかかる方法なのですが、こちらのやり方で今回はいきました。
コピーをそのまま台紙に貼って切った方が効率はいいのですが、カッターの刃に持って行かれて破ける不安がありましたので、こうしました。



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ここで注意しなければならないのは、雑誌にある組み立て解説通りに作っても、上手く完成しないという事です。



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最大の問題点は、スカイドンの仕組み部分です。
解説図みたいに、ちゃんと上手い具合に引っ掛け部分が収まりません。
長さが足りないのです。

見てすぐに判ったのですが、これには困りました。
おそらく当時の多くの子供達が、これで作るのを断念した事が予想されます。



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そして、ウルトラマンを動かす取っ手ですが、こちらも手で持つ部分が短いので、もっと長さが必要です。

そこで今回僕は、そこら辺の問題箇所を、大人の知恵を使って修正しながら制作してみました。



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スカイドンと取っ手部分を、余裕を持って切り抜きしました。
これらをちゃんと動く様に、微調整しながら組んでいきます。



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完成しました。
ウルトラマン対スカイドンの対決工作です。
向かって右側の取っ手を左右に動かしますと、両者が動いて対戦します。

スカイドンの立ち位置に、ウルトラマンを合わせて取っ手箇所に貼り込みました。


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裏側はこうなっています。
補強の為に取っ手部分には、別の紙で支えを作りました。

あと、ウルトラマンの貼り込みバック部分ですが、もろに赤い色ですので、山部分を別コピーして貼りました。
スカイドンの腹部分もそうしました。
これで自然に見えます。



先日のウェルピアかつしかボランティアまつりに、気休めお遊び用に持っていきました。
まぁ、昔の紙玩具ですので作る上での諸問題はございましょうが、企画設計者はちゃんと作れる物を生み出して欲しいと思った次第でした。

やや説明が判り難かったかも知れませんけど、自分解説の紙工作組み立て記録です。



先日17日に、ウェルピアかつしかボランティアまつりに参加して参りました。
大衆芸術開拓組合の活動で、多賀もちゆきさんと一緒に施設の3階付近で、PRの為にチラシ配りを行いました。



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ボランティアまつりは障害者や身障者の支援活動イベントで、創作作品の発表やバザー、ゲーム等のレクレーションを通じまして、地域交流を図ろうという祭典です。

今回は、毎回行っております怪獣記念撮影はございませんでしたけれども、多賀さんがゴジラのマスクを被って愛想を振り撒くという、お得意のパフォーマンスを見せてくれました。
僕は主に、チラシ配りに専念しておりました。



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嬉しかったのは、いつも僕のこのブログにご熱心な書き込みをしてくださいます ウルトラの星さん が来てくださいました事です。
初めてお会い出来まして、大変光栄でした。

こちらが忙しい中を、ウルトラの星さんは一緒にチラシ配りをお手伝いしてくださいました。
感謝感激で、同時に恐縮いたしました。

上の画像は、ウルトラの星さんがチラシを用いて作ってくださいました折り紙作品です。
これをチラシと一緒に配ってくださいまして、創意工夫が多くの子供さん達を喜ばせました。


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ウルトラの星さんも、こちらのボランティアまつりにご用で来られたそうでした。
休憩時間中にいろいろと語り合い、楽しい時間を送りました。

午後からは仲間の人が応援に来てくださり、チラシ配りも大分落ち着きました。



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表のゲームコーナーで輪投げを行って、賞品の恐竜玩具をもらいました。
実はこれが目的で、この会場で怪獣玩具を手に入れるという事をやってみたかったのです。
ステゴサウルスは僕がゲットしましたけれども、トリケラトプスの方はウルトラの星さんが取って来てくださいました。
どうも有り難うございました。

ボランティアまつりは無事に閉幕しました。
慌ただしくも楽しく有意義な一日でした。
今回はウルトラの星さんにお会い出来まして、お手伝いまでしていただきまして、大変嬉しく、感激しましイベントでした。

また次回もいろいろな企画に参加していきたいと思います。
多賀さんはじめ開拓組合の皆さん、お疲れ様でした。
そしてウルトラの星さん、重ね重ね有り難うございました。





久方振りに模型の作例紹介です。
童友社の屋形船です。




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実物の1/30サイズで、模型本体の長さは約34センチです。
ディスプレイモデルですが、船体下部分に穴を開けまして、高速水中モーターを仕込める様に改造してあります。



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窓には付属の紙ではなく、薄いプラ板を張り込みしました。
船体の模様と屋根の提灯は、全て手彩色です。 
細かい作業で大変でした。

模様の成形色は肌色でしたが、やや年期の入った木材色にしてみました。



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箱ですが、これは前のタイプの物です。
現在は新しい装いで販売されております。

動く模様愛好会(UMA)の今年の水ものオフ会の景品でいただきました。
怪獣とは違う模様制作に手慣れぬ苦戦をしましたが、何とか完全させる事が出来ました。

来年のUMAの水オフには、これに水中モーターを仕込んで池を走行させ様と思います。



※会場にいる場所情報を訂正しました。


日に日に肌寒く、冬の訪れを感じさせる季節になって参りました。
皆様、如何お過ごしでしょうか。

来る今月の17日(日)に、東京葛飾区の地域福祉施設ウェルピアかつしかで、福祉ボランティアまつりが開催されます。
ウェルピアまつり&かつしかボランティアまつり です。

このイベントに大衆芸術開拓組合としまして、僕は朝から参加する予定です。
様々な参加型体験コーナーがございます。
今回は、いつも行っております怪獣記念撮影はやらず、チラシ配布で会場におります。

何事にも参加する事に意義があると感じましての顔出しです。
どうぞ、今回もよろしくお願いします。


会場 ウェルピアかつしか
   〒124-0006 東京都葛飾区堀切3-34-1

日にち 2019年11月17日(日)

時間 午前10時~午後3時

会場内ですが、当日は3階のエレベーターホールにいる予定です。
時間によりましては、別の場所に移動する可能性もございます。

当日の盛況を祈っております。



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関係ありませんけど、怪獣画像です。
マルサン商店のゴメス(ソフビ)と、自己複製版のマルサン電動バラゴンです。
何故か恋しや怪獣模型です。



知る人ぞ知る昭和の漫画 現代芸術社版ウルトラマンですが、今回は異色のファンタジーであります異次元怪獣ガバドンの巻です。




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「恐怖の宇宙線 ガバドンの巻」

作画は加来あきら氏です。
横山光輝氏に師事されておりました作家さんでして、画風もどことなく影響が見られます。

先に紹介しました「怪獣無法地帯」を担当されました井上英冲氏と同様、温かみのある絵柄です。



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壁に怪獣の落書きをする子供達。
ムシバ君は自分が考えた怪獣ガバドンを描きますが、あまりのユーモラスな姿から、友人達からはからかわれます。

壁に落書きとは、これは誉められた行為ではありませんけれども、昭和の時代にはよく見られた光景でした。
僕もよく地面に怪獣の絵を描いて、遊んでいました。
当時住んでいた公団住宅の壁に、クレヨンでニャロメを大きく描いて、親から怒られた事もありました。

元のドラマ版では建設現場の土管にガバドンは描かれるのですが、こちらでは人の家の壁です。
まぁ、やってはいけない事ですので、遊んだ後はちゃんと消しておきましょう。



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なんとムシバ君の絵のガバドンが実体化して、街で暴れています。
出動した科特隊の言葉を借りて言えば、「まるで怪獣のオバQ」です。

これは宇宙から地球に降り注ぐ特殊な宇宙線の影響で、二次元のものが三次元に実体化した怪奇現象でした。


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落書きの絵がよりパワーアップして描き込まれた、新生ガバドンが再出現!

街中で寝てばかりいるドラマ版とは違って、漫画版ではガバドンは大暴れです。




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ウルトラマン登場!
狂暴化した?ガバドンと戦います。
最後はなんと無情にも、空に放り投げて倒してしまいます。

これは少年マガジンの楳図かずお版もそうなのですが、なんとも子供の夢を打ち砕く展開になっています。
ドラマの様な、夜空の星になるメルヘン場面が見たかったです。



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そのかわりに、漫画版独特のラストの表現が楽しいです。

再び怪獣を実体化させ様と、壁に落書きを行う子供達。
しかし特殊な宇宙線は一時的なものでしたので、それが消え去った後では、二度と怪獣は出現しませんでした。

壁中怪獣の落書きだらけ!

おしまい




如何でしたでしょうか。
次回もまた、楽しい怪獣漫画の世界を紹介します。




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