努blog

2020年03月

南青山のビリケンギャラリーで開催されておりました、逆柱いみりさんの作品展が、昨日29日に最終日を迎えました。

昨日は春には珍しくあいにくの天候でしたが、作品展初日がみぞれ模様で、最終日が雪景色とは、尋常ならざる波乱の中での開催でした。
それでも無事に会期を全う出来ました事は喜ばしく、これも逆柱さんの作品に駆ける熱意とビリケンギャラリーさんのお心遣い、そして何よりも訪れてくださいました大勢の皆様のおかげだと思っております。

会期中を振り返りまして、会場内での名言イコール迷言を、ここに記させていただきます。




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逆柱さんのソフビ彩色ライブ中の現場にて

漫画家 根本敬先生
「シンナーの香りが強烈だけれども、コロナウィルスよりもずっと健全だよ。」


三原さん
「こうして見ると、まるで東北のコケシ作りの内職現場みたいだな!」


ミミ子さん(三原さんの奥さん)
「今 旦那さん、逆柱さんと一緒に色塗りの真っ最中ですよ。」
(訪れた僕の嫁さんに向かって)


ピコピコさん
「君達何やってるんだ!
まるで宿題やっていない子供達みたいに、一生懸命になって焦っていて。」



楽しい時間を過ごさせていただきました。
僕も何度か会場に伺いましたが、常時多くの人達で賑わっておりました。
最終日は残念ながら行けませんでした。

逆柱さんのご活躍はこれからも続きます。
今後のご発展にエールを送らせていただきます。


先々週土曜日からビリケンギャラリーで開催されております逆柱いみりさん展ですが、いよいよ会期が今度の日曜日の29日までと迫りました。


ギャラリーレポートの最後を飾りますのは、怪獣造形作品群です。
逆柱さんご自身が造形用の粘土を用いまして作られました、唯一無二の個性派の怪獣達です。

彩色絵画やペン画とはまた違った怪獣表現を楽しめます。





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メンスケ

怪獣仮面です。
南方の島々に伝わる民俗芸術を彷彿させます。
怪獣デザインと発想の原点は、南洋からなのかも知れませんね。



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オコゼ怪獣 ゴゼラ

オニオコゼの怪獣で、今回の個展でも何点か絵画作品が描かれております。
逆柱さんの描かれました漫画では、格闘家の青年が自ら改造手術で怪獣化したものだとか。
ビリケン商会でソフビ化もされております、逆柱さんにとりまして思い入れの深い怪獣です。

何でも逆柱さんが幼稚園の頃、記念撮影会に地元の静岡にやってきたオリジナル怪獣がデザイン原点だとか。
それに関しましてはこの後で説明いたします。



イソババア
イソババア

垂れ下がった乳房?が何とも印象的な怪獣です。
お婆さん怪獣らしいので、こちらは女性なのでしょうか?
宇宙人の様な顔つきがユーモラスです。



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怒りの神仏 アイアントーテム

ネイティブアメリカンの崇拝する偶像芸術トーテムポールを思わせる姿です。
こちらはかなり昔から考え出されている怪獣で、ファラオス出現時には既にアイデアは存在しておりました。
ソフビ付属の漫画作品で、その姿が紹介されています。
逆柱さんによります一点ものモデルが充分過ぎる程の存在感を発してします。



ボスタング01
ボスタング02
宇宙エイ ボスタング

お馴染み怪獣番組の元祖「ウルトラQ」に登場しました宇宙怪獣を、逆柱さんが立体化した作品です。
デザインは成田亨先生で、ここに希有の天才同士によります奇跡のコラボが実現した訳です。

正面から見た顔付きと背面から見た姿が、全く異なる印象を持ち、二つの表情の怪獣を形作っています。
これは成田先生のデザインも然る事ながら、逆柱さんの造形表現力の素晴らしさの為せる技です。
この一点もの以外には、ビリケン商会製ソフビでも存在しました。



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怪獣自動車

スーパーカー等の高性能自動車のマニアでもあります逆柱さんが、自動車玩具に粘土を盛り付けて独自の怪獣自動車を作りました。
逆柱さんの漫画作品でも時折こういった類の怪獣カーが登場します。

今回個展初日のソフビ彩色ライブで、この自動車モデルを逆柱さんから頼まれまして色塗りしました。
よって色合いがファラオスとブルガンに酷似しております。



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謎の怪獣達

画像上が墨壺怪獣と怪獣自動車、そして謎の怪獣です。
画像下が今回話題の謎の怪獣2体です。

謎の怪獣とは、逆柱さんが幼少期、静岡の幼稚園記念撮影に来ました謎のご当地怪獣です。
その当時に撮影しました記念写真に写っております姿から、立体化されました作品です。
バンダイのソフビ怪獣を芯にしまして、粘土を盛り付けて制作しましたそうです。
この内、向かって左側の怪獣から生み出されましたのが、先に紹介しましたゴゼラです。

一体何者なのでしょうかねぇ、このオリジナルの怪獣達は?
逆柱さんが幼稚園の頃といえば昭和44~45年頃で、丁度第2次怪獣ブームが始まる少し前です。
帰ってきたウルトラマンや仮面ライダーが始まる前で、ウルトラファイトの頃でしょう。
子供の人気者だった怪獣をオリジナルで制作して、施設訪問サービスしていた独自の企画があったのでしょうか?
いつか謎が解けます様に。




逆柱さん個展は、3月29日(日)まで、南青山のビリケンギャラリーで開催されています。
芸術性豊かな怪獣世界この機会に是非ともご覧になられてください。





逆柱いみりさんの作品展レポートの続きです。
今回は単色で描かれました、怪獣ペン画の数々を紹介します。




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いみり1色01
サインペンで描かれました墨絵怪獣です。
漫画家であります逆柱さんの、細やかなペンタッチが冴え渡ります作品群です。
墨絵の濃淡で表現されました、鋭角感が満喫出来ます。



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いみり1色02
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逆柱さんが描かれる漫画作品の画風で、数多くの怪獣、宇宙人、ロボット等が壁を張り巡らして居並ぶ光景は圧巻です。

どの怪獣も素晴らしい存在感を感じさせます。
僕が特に注目しました作品を、以下に掲げさせていただきます。



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番外編ですが、今回 逆柱さんが個展記念用に描かれました、アマビエ様です。
病気を追い払う妖怪だという江戸時代の伝承でして、コロナウィルスを打破する為に今の時代に注目されております。

その逆柱さんバージョン絵を、個展会場で訪れてくださいました方々に描かれました。
僕もいただきまして、感謝感激です。
この絵を拝みまして、安泰の訪れをお祈りいたします。



ビリケン画廊で開催中の逆柱いみりさんの個展紹介です。

みぞれ交じりの雨模様という悪天候にもかかわらず、大盛り上がりでスタートしました作品展ですが、続けて会場レポートをいたします。

初日の翌日に再び訪れました個展会場、逆柱さんが続けて在籍していらっしゃいました。
一生懸命に著書にサインを書いたり、新規にサービスカットのイラストを描かれたりしてお出ででした。
僕も時間が許す限りお話させていただきまして、楽しい時間を送りました。

会場に展示されてあります数々の作品を、ここに紹介させていただきます。




いみり01
いみり02
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極彩色豊かに描かれました怪獣達の姿です。
建造物と共に描かれた者や、畑等の風景と一緒に存在している者もおります。
逆柱さん特有のクラッシックな昭和時代の懐かしさを感じさせる画風と色使いで、怪獣の個性が描き出されております。

ここからは、個々の怪獣画を紹介させていただきます。




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木乃伊怪獣 ファラオス


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癇癪宇宙人 クリテン星人ジュニア


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飛行怪魚 ボテドリー


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オコゼ怪獣 キングゴゼラ


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ロボット怪獣 リルゼ


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宇宙ロボット ガシャモクギョ


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冬虫夏草怪獣 ゴルデロン




様々な個性の怪獣達は、みな逆柱さんご本人の分身の様な感じがします。
時代の波に惑わされる事なく、自身の夢と生き方を大事に持って我が道を行くという姿勢を感じさせます。

逆柱いみりさんの怪獣展覧会は、今月29日(日)までビリケンギャラリーで開催中です。
個性豊かで楽しい怪獣時代を是非ともご覧になられてください。



いみり03
最後にネタばらしを。

逆柱さん入魂の怪獣画で、ファラオス変身!
これは元は少年マガジンの怪獣特集記事にインスパイアされて描きましたそうで、ウルトラマン放送当時の少年マガジンの図解絵からヒントを得ております。
今回はその元ネタを僕が持参しましたところ、逆柱さんは大爆笑されました。
怪獣の基はヒーローです!

おあとがよろしいようで^^。



ビリケン商会さんの芸術ギャラリー ビリケン画廊で、逆柱いみりさんの作品展が開催されました。
初日に当たります14日(土)は、春には珍しくみぞれ混じりの寒い天候でしたが、そんな悪天候も何のその、世間に蔓延しているコロナウィルスをも吹き飛ばす勢いで、大盛り上がりのスタートとなりました。



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ギャラリーいっぱいに展示されました沢山の怪獣絵画作品に、独特の怪獣造形作品、更には会場限定品の逆柱怪獣ソフビ人形が居並び、極彩色豊かな怪獣世界が展開されていました。



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初日の昨日は、逆柱さん自らがソフビ彩色を会場内で行いまして、訪れた人達の注目を浴びました。

これには僕も協力させていただきまして、ご来場の皆様にソフビ塗装の実況ライブを披露いたしました。
強烈なシンナーの香りをお詫びします。



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突貫作業で完成させました逆柱怪獣ソフビです。
こうして並ぶと、素晴らしい存在感です。
仕上げは、逆柱さんご自身によります直筆サイン入れです。


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ソフビ彩色ライブの後に行われました、逆柱さん演奏ライブです。
アコースティックギターで奏でられた数々の歌に、会場の盛り上がりは最高潮に達しました。
拍手喝采のライブでした。

ナース姿が素敵です😍

盛大に盛り上がった初日スタートでしたが、今月の29日(日)までの長期間開催ですので、興味を持たれた方は是非起こしください。



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会場内参考展示品 逆柱怪獣ソフビ

ロボット怪獣リルゼと宇宙人クリテン星人です。
出前にいるのがネコガッパです。
リルゼとクリテンは、大分昔に僕が彩色しました作品です。
それらの後ろで構えておりますのは、井上雅夫氏の鉄人28号です。
共にビリケン商会製の逸品モデルです。



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参考画像 逆柱怪獣ソフビ初期彩色版

ファラオスとブルガンで、共に僕が手掛けました逆柱怪獣ソフビの最初期塗装版です。
特にファラオスは今から10年以上前に、初めてビリケンさんから彩色依頼された物で、僕にとりまして全ての塗装スタートとなりました記念作品です。
尚、こちらは僕の持参品であり、展示品ではございません事をお断りさせていただきます。


個性豊かな怪獣世界、無限の夢が広がります。



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