久々の怪獣漫画の話題です。
その昔、特撮番組の元祖「ウルトラマン」(1966~1967年)がテレビで本放送されていた当時の事です。
今は無き出版社 現代芸術社から、月刊形式でウルトラマンの漫画雑誌が発行されておりました。
毎号2作品づつウルトラマンのコミカライズ作品が掲載され、ほぼリアルタイムで漫画版も楽しめるという感じでした。
現代コミクス(コミックスではなく)と称されます。
紙製玩具等の組み立て付録も付いて、大変楽しい漫画雑誌でした。
その昔、特撮番組の元祖「ウルトラマン」(1966~1967年)がテレビで本放送されていた当時の事です。
今は無き出版社 現代芸術社から、月刊形式でウルトラマンの漫画雑誌が発行されておりました。
毎号2作品づつウルトラマンのコミカライズ作品が掲載され、ほぼリアルタイムで漫画版も楽しめるという感じでした。
現代コミクス(コミックスではなく)と称されます。
紙製玩具等の組み立て付録も付いて、大変楽しい漫画雑誌でした。
僕も当時、アボラスとバニラ、ヒドラの回が載った号を買って貰った記憶がございます。
あれにはヒドラの紙製組み立て鉛筆立てが付録に付いていました。
あれにはヒドラの紙製組み立て鉛筆立てが付録に付いていました。
僕が現在所有しておりますのは、今のところ以下の3冊のみです。
いずれも余り状態がよろしくなく、ページが部分的に欠損している上、付録も一部無くなっています。
いずれも余り状態がよろしくなく、ページが部分的に欠損している上、付録も一部無くなっています。
1967年4月号「第十三話 怪獣無法地帯」「第十四話 ガバドン」
作品話数は、この漫画版のエピソードに準じています。
マニア間以外ではそれ程取り沙汰される事の少ないこれらの作品ですけれども、それでも昭和の遺産ともいうべき記憶に残る怪獣漫画です。
雑誌表紙絵は挿絵画家の巨匠 柳柊二氏です。
怪獣を相手に闘うウルトラマンの雄姿が恰好いいです。
怪獣を相手に闘うウルトラマンの雄姿が恰好いいです。
漫画作画は、「怪獣無法地帯」「ジャミラ」「スカイドン」が井上英沖氏で、「ガバドン」「ダダABC」が加来あきら氏、「グビラ」が田中ちかお氏です。
井上英沖版ウルトラマン
加来あきら版ウルトラマン
皆それぞれの個性が出ていて楽しいですね。
楽しい付録が付いているのも、この雑誌の特徴でした。
でも、殆どそれらは残っていない場合が多いのです。
こちらは雑誌に直接付属している折り込み形式だったおかげで、奇跡的に残っておりました6月号付録で、ウルトラマン対スカイドンの対決組み立て工作です。
これをカラーコピーして作ってみたくなりました。
これがなんと成田亨先生の描かれました特大サイズのイラストで、8月号付録の怪獣大パノラマです。
こちらも雑誌本体に付属しておりました折り込み式でしたので、奇跡の現存です。
全体像部分紹介ですが、怪獣達と戦うウルトラマンの雄姿が素晴らしい迫力で描かれています。
僕はこの付録イラストを全面コピーした物を、成田先生に差し上げた事がございました。
先生は大変お喜びでした。
それも今では懐かしい思い出です。
パノラマ画の裏面は、この様に双六になっています。
今ではこれらの品はすっかりコレクターアイテムと化し、古書店等で高額で扱われる存在となってしまいました。
最近これらの作品のうち、主だった作家の作品が復刻出版されて読める様になりました。
漫画版で多くのエピソードを描きました井上英沖氏の作品が、復刊ドットコムから上下2巻で発売されています。
これは誠に有り難い事です。
いずれは他の作家諸氏の作品も復刻して欲しいです。
現代芸術社ウルトラマン漫画紹介は、もう暫く続きます。
コメント
コメント一覧 (2)
マニアにはたまらないですね〜
よだれをたらしたら大変ですねw
努
がしました
画像では多少は綺麗に見えますけれども、実物は紙も焼けたかなり痛んだ古本です。
それでもマニアやコレクターにとりましては歴史的資料でしょう。
もう人の物ですと、うかつに触れませんね。
このシリーズは全部で12冊あるのですけれども、どんなに状態がボロの古本でも、もはや入手は困難です。
復刻本を読んでみたくなりました。
次回はこれらの内容に触れてみます。
漫画で描かれました、面白いウルトラ怪獣達を紹介しますね。
努
がしました