動く模型愛好会の戦車オフ会レポートの第3弾です。

前回に引き続いて、ユーモラスな創作戦車の数々を紹介します。



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どてやすさんが研究開発中の二足歩行メカです。
何の動力装置も仕組まずに、坂道を重心操作で歩行するという、至ってシンプルかつ難題な作動システム模型です。
昔の今井科学の「歩く象」や「歩く恐竜」等のモデルを連想させます。

用意されました坂道を、何とかトコトコと最後まで歩行してくれる事が中々大変そうでした。
途中で倒れたり止まったりせずに歩行を続ける仕組み調整が、今現在の課題の様です。
この素朴な構造には、僕も興味津々でした。
歩く模型の原点をここに見ました。



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同じくどてやすさんの作品で、王蟲。

名作アニメ映画「風の谷のナウシカ」に登場します巨大昆虫型生物です。
沢山の足をモジョモジョと動かしながら歩きます。
口の部分の触手も動いて、足は多方面な動きを見せます。
これはリアル、というよりは実写特撮映画版イメージの王蟲です。
その動きの見事さに、会場の皆さんは大喜びでした。



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どてやすさん作品が続きます。
こちらは多足型メカでムカデロボットです。

タミヤ工作で、長さ調整も可能な様です。
動きは面白いのですけれどもどうも歩行は苦手の様で、シングルレースでは巨大ディオラマの地面を進むのに苦戦していました。

手塚治虫先生の漫画「鉄腕アトム」に登場しました合体巨大ロボット ガデムを連想させます。



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歩行パンサー みずよんさんの作品です。

高性能な水中走行模型を数々作り上げては皆さんを驚かせてくださるみずよんさんが、今回は科学技術の粋を集めた?四つ足歩行メカに挑戦しました。
大変リアルでスムーズな歩行で、四本の足を上げながら軽快に歩行します。

丁度、研究施設等で開発中の歩行機械と同じです。
しかし実際の四つ足機械は大きさもかなりの物ですので、歩いている様子はかなり怖いです。
夜中、公衆トイレからあんなのが出てきたら、僕は間違いなく泣きます。
この模型は丁度いい大きさですので、楽しく拝見出来ました。



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よしのよしおさん作 ガンタンク初期型(バンダイ改造)

アニメ作品に登場の兵器をリアルに組み立て彩色、キャタピラは作動式に置き換えての改造です。
何でも元のモデルは、キャタピラ部分が一体成型部品だったとか。
シングルレースでは軽快な動きで進撃していました。



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電磁誘導車 秀ちゃんこと柴岡秀一さんの作品です。

今回のオフ会で一番の話題作でした(と僕は思っております)。
3年越しの労作でして、古い工作解説本を基に組み上げたそうです。
用意されました配線内を、スムーズに誘導走行します。
アナログ式構造だそうですが、自作模型制作の貴重な姿を拝見させていただきました。



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同じく柴岡秀一さんの作品で、ツインドリルジェットモグラ号です。

内臓されました電子基板操作で左右の巨大ドリルが回転しまして、前後左右に多彩動きを見せます。
高性能ながらも外観と色合いがレトロで、素晴らしいメカです。




動く戦車オフ会報告は続きます。