昨日の3月3日の桃の節句は、生憎の雨模様でした。
しかし、それをも消し去るような元気なイベントが行われました。
東京都足立区の梅田図書館で2日と3日に開催されました、図書館祭り&NPO春祭りです。

僕は3日の日曜日に、参加協力させていただきました。
冷たい雨の降る中をお越しいただいた家族連れの方々を対象に、怪獣玩具を使いました撮影会を行いました。
展示のコーナーもあり、楽しいイベント参加となりました。

そのレポートをお届けします。




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ソフビ怪獣玩具軍団が勢揃いです。
復刻版をリペイントした作品が多いのですけれども、彩色されましたのは、今回の企画主催者であります多賀もちゆきさんです。

どの怪獣も活き活きとしており、雨模様なぞ吹っ飛ばすかの様な楽しい表情を見せております。

多賀さんが手掛けられました怪獣や恐竜の造形感連図書も展示されておりました。
その多彩な才気に驚きです。



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怪獣撮影会用の手踊り怪獣人形達です。
錚々たる面々が揃っておりますが、これらは皆、多賀さんが一部リペイントして見栄えをよくした作品群です。

怪獣で楽しく遊びましょう! 
というメッセージが込められております、お遊び要員なのです。



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ビリケン商会さんの手踊り大行進台紙絵です。
恥ずかしながら、これらは僕が全て描きました物です。
改めて見ますと、何とも懐かしくも照れくさくなる作品です。
丁度2000年頃でしょうか、一心不乱に絵を描いていた頃を思い出しました。



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今回初登場の手踊り人形で、「マグマ大使」に登場した灼熱怪獣アロンです。
多賀さんのコレクションで、浅草玩具製の当時物です。

これは滅多にお目にかかれない逸品で、手踊り人形の中でも最高の出現難易度の高い貴重品です。
多少破損部分があったものの、それを修理して一部を彩色を加えて完成させ、更にそれをお遊び企画として世に送り出すという行為は、よくあるマニアやコレクター等の次元を遥かに超える、怪獣玩具を愛する者にしか出来ない素晴らしい偉業です。

宇宙の帝王ゴアが地球に送り込んだ灼熱怪獣アロンの姿を、じっくりとご覧ください。



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アロン、格好いいですね~。
オーソドックスな恐竜タイプでありながら、手塚治虫先生が描かれる漫画的な感情移入をも感じさせる姿です。
他の手踊り人形と違って全体にゴムが柔らかく、弾力があって、大人の手でも入りそうです。



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アロンの側にありますミニュチュアの家がこれです。
今回の怪獣撮影会用に、多賀さんが組み立てて持って参りました模型の家で、町の新聞屋さんです。
木製電信柱やら質屋さんの広告、前の東京オリンピックのポスター等、昭和の時代を感じさせる雰囲気が抜群のモデルです。
店頭に重ねてある販売品の新聞紙も、懐かしき味わいを醸し出しております。

新聞屋さんの前に立つのは、綾波とアスカです。



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怪獣記念撮影は、この様にして撮ります。
実例説明してくれているのは、例によりましてこちらも綾波とアスカです。
手に持っているのが、ギララとガッパなのが笑えますね。

訪れてくださいました家族連れのお子さんたちを対象に、ご希望に応じまして怪獣手踊りを貸し出しまして、撮影会を行いました。
携帯カメラをお持ちでない方には、自前のポラロイドカメラで撮影サービスを行いました。

子供さんたちは、ポラロイド写真の画像が段々と浮き出て来るのに興味を持って、何枚も撮影を希望されておりました。
これは動く模型愛好会(UMA)で行っております、模型を用いた戦車レースや怪獣バトルにも共通して言える事だと思います。

直接物が動いたり変化していく様子に、子供さん達が興味を示す姿に、人間誰しもが持っております好奇心を見出しました。
日頃馴染んでいる液晶画面でのゲーム等とは違う、直接物接する楽しさなのです。
今の子供達に、僕等昭和世代の大人が伝えるべき役目なのだと感じた次第です。



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怪獣文化展示コーナーです。
壁に飾ってあるのは、第一次及び二次怪獣ブームの当時品で、怪獣記事が掲載されました少年雑誌に絵本、怪獣図鑑類です。
僕が持参しました品もございます。
どれも懐かしい、怪獣時代の文化財です。

僕は小学校一年生の時に、少年マガジンのウルトラマンが表紙になっている号と、朝日ソノラマの怪獣大図鑑、秋田書店の怪獣図鑑を買ってもらった想い出があります。
あの時の楽しい時代が蘇ります、子供時代の文化財産です。



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俺たちも頑張っているぞ~!
僕もゴム怪獣手踊りを両手で演じながら、雨の降る中を奮闘しておりました。

イベントは無事に終了しました。
天候的にやや肌寒かったものの、訪れてくださいました子供さん達ご家族との交流を楽しめました、有意義な一日でした。

次の開催の時にも、是非参加して盛り上げたいです。




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丁度同じ頃、ビリケンギャラリーでは「大猩々展」が最終日を迎えておりました。
どうもお疲れ様でした。
今回はお世話になりました。
またの機会もよろしくお願いします。


春の2大催しイベントでした。