清水模型の蛟龍(こうりゅう)です。
副題が「Dragon 中世紀の大爬虫類」です。



昭和40年代初期に販売されていました、オリジナル怪獣です。
怪獣というよりは、創作恐竜でしょうか。
頭部が鳥の様なとんがった形で、異様な外見です。
蛟龍とは、中国の伝説から由来する名称で、竜の一種であり、または竜の幼生だとも言われています。
フリクションで走行し、頭と両腕が可動します。
足が無く、いわゆる下半身省略式です。
この手の怪獣模型は、他にもいくつかあります。
足が無く、いわゆる下半身省略式です。
この手の怪獣模型は、他にもいくつかあります。
コグレ模型のベンゲラ等がそれに当たります。
僕が小学校低学年当時、この模型を父に買って貰った想い出があります。
模型屋で見かけた時は、値段の割りに(おそらく当時で100円位)かなり大きな箱で、お買い得感覚でした。
今見ますと、どうにも薄い箱で上げ底式の感じがします。
しかし、そこが昭和の模型の面白いところでもあります。

これが蛟龍の箱絵です。
実際の模型とは、かなり違った姿です。
まさに暴君竜のイメージですが、手前で丸まっている物は何なんでしょうか?
鎧竜にも見えますし、巻貝の様でもあります。
蛟龍に怯えてうずくまっている小型恐竜なんでしょうか。
あと、中世紀とは何でしょうか?
人類の歴史名称である中世とは関係ない様ですので、おそらく中生代の誤訳かも知れません。

箱の横。
薄っぺらい~^^。
しかし、この中には子供の夢がいっぱい入っているのでした。