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2017年01月

第7回ろうがんず展のレポート2回目です。


石坂浩二さんが会長を務める模型愛好会「ろうがんず」では、年に一度の作品展覧会が開催されます。

今回は、石坂会長の計らいによりまして、僕の所属しております「動く模型愛好会」の特設ブースを設けさせていただきました。
石坂浩二会長とろうがんず様に感謝です。

以下、「動く模型愛好会」(UMA)の作品展示ブースの紹介です。




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   地底怪獣バラゴンと隕石怪獣ガラモン 激震巨輪ロードラン

早速の登場です^^。
バラゴンとロードランは僕の作品で、ガラモンは別会員さんのです。
いづれも電動で動きます。



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      猫バス ロードラン バラゴン ミニガイガン

猫バスは全ての足が動きます。
そのコミカルな動きに来場者の方々から大注目でした。

ロードランですが、僕がモケジョ(模型女子)の方とのお話中に、実際に会場で動かしてみせました。
その方が襟巻きトカゲの歩行模型をお見せくださいましたので、僕も自作の怪獣戦車を走行させてみたのです。

頭部を発光させるハタケ星人と共に車輪走行するロードランに、会場の皆さんは大笑いでした。
何と、近くにいらした石坂浩二さんも笑ってくださいました。
僕は嬉しさのあまり、大感激しました。



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            電動ミニガイガン

ブルマァクから販売されておりましたミニ怪獣プラモを改造して、歩行可能にした驚異のモデルです。
チマチマと動く様子が堪らなく可愛らしかったです。



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    紙製メーサー殺獣光線車 ナウシカと王蟲 ヘビケラ

その昔、ゼネラルプロダクツから出ていたペーパーモデルのメーサー車です。
組み立て再現の姿を拝めるとは、これは驚きです。

王蟲とヘビケラ、共に電動ギミックで発光しながらリアルに動きます。
王蟲の動きが、節足動物の質感と動作を再現していて、実に本物っぽいです。



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          ウルトラ警備隊基地

以前、スーフェスブースでもお目見えしました、巨大ディオラマです。
ふたご山が割れてウルトラホーク1号が姿を現します。
細かに作られた山間に電飾が施されたセットは、まるで映像作品を見る様です。



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        今井科学のキャプテンパトロール
       (バンダイでの再版時はザ・ミサイラー)

マニアには堪らない、超レア物ロボットモデルです。
それを惜しげもなく組み立てて、より素晴らしく完成させる所が、UMAの拘りなのです。



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            メーサー殺獣光線車

昨年の戦車オフ会でも大活躍しました、音響効果付きの走行モデルです。
怪獣退治の為に?今回もお目見えしました。


メーサー車とキャプテンパトロールが居る巨大なディオラマですが、これは秘密基地といいまして、SFモデルを展示する際に持ち出されるUMA専用の格納庫です。
アクリル板を切り出し貼り込んで、制作されました。



以上、「ろうがんず展」におけますレポートでした。

ろうがんずメンバーの方々は僕よりもご年長者が殆どで、皆さん大変気さくで穏やかな人達でした。
人間性の面でも学ぶべき所が多く感じられて、自分自身の向上に繋がりました。
次回も合同参加の機会がございましたら、是非参加させていただきたいです。

石坂会長、ろうがんずメンバーの皆様、有り難うございました。



まだまだ沢山の作品展示が成されておりましたけれども、僕個人の印象に残り撮影した作品を取り上げさせていただきました。

いよいよ次回は、戦車レースの模様をお伝えします。


先日の28~29日に、神奈川県たまプラーザで開催されました「第7回ろうがんず展」に参加して参りました。

同時開催されました「動く模型愛好会」(UMA)によります模型戦車レースの運営協力と、そうがんず展内に設けられましたUMA展示スペースへの出店の為です。

当日は時折の曇り具合もあったものの、ほぼ全般に天候に恵まれて、絶好の行楽日和でした。
会場には多くの優れた模型作品が展示され、沢山の方々が訪れました。


俳優の石坂浩二氏が主催となって立ち上げました「ろうがんず」は、模型作りの好きな人達によります熱意と技術力が集結しました愛好家団体です。
模型を愛する人達によります趣味活動が、非常にレベルの高い作品を生み出しています。
年に一回の作品展には、毎回多くの人達が訪れて、会長の石坂浩二さんもお見えになります。



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前回から、僕の所属しております「動く模型愛好会」も特別参加させていただき、別会場で子供達を対象とした戦車レースという催しを行っております。
こちらに関しましては、後程別に紹介します。


28(土)29(日)と行われました「ろうがんず展」でしたが、29日には朝から石坂浩二さんが会場にいらして来場者の方々と交流を深め、トークショーを行われました。

僕も石坂さんにお目にかかったのは初めてでしたので、驚きと緊張と感激でした。
直接お話は出来ませんでしたけれども、存在感が抜群で大変上品なお方でした。

最後は皆様との記念撮影にも紛れ込ませていただきまして、有り難うございました。
終日笑顔で接してくださいました石坂さんと、沢山の力作をお見せくださいましたモデラーの方々に感謝します。

大盛況の二日間に渡りました「ろうがんず展」レポートを、ここに紹介させていただきます。



ろうがんず展会場展示作品より抜粋


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             海中の戦車

女性モデラー作品です。

闘いの末に海底に沈んで、今は魚たちの棲家として安息の日々を送っている戦車の姿。
戦車の錆びた質感と、小さな魚達の作り込みが素晴らしく、海中の流れをも連想させます。



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映画「スターウォーズ」シリーズに登場した AT-AT 
そして餃子模型

どちらも精密に仕上がっていますけれども、このミスマッチな組み合わせこそが展示模型の魅力です。



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             巨大戦闘機

銀色に輝く鏡の様な機体に注目しました。
今にも天空高く飛び立ちそうです。



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              整備中

大切な戦車を整備点検する部隊の様子です。
日頃のメンテナンスの大切さを表現している、渋さが伝わる作品です。



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              ちび丸艦隊

戦艦がこんなにも可愛らしく、それでいてリアルな重量感を損なわずに表現されています。
数が揃うと楽しい見応えが充分です。
ディオラマ仕上げもいい感じです。



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            オペラ座の怪人

オーロラ社のモンスターキットです。
マントの質感に拘りを見せた大変リアルな完成作品です。
電飾が施されている様ですので、動きを見せるのでしょうか。

動く模型愛好会の会員でもある方が作られました。



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            沙漠のバギー

冒険の果てに沙漠に眠る姿です。
沙漠の砂に埋まる、朽ち果てたバイクに恐竜の骨。

哀愁のドラマを感じさせます。



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              熊本城

ろうがんず会員の方々の共同作品で、細部にまで拘りを見せました力作です。

昨年の熊本地震で、歴史ある熊本城が崩壊しました。
学術研究の基に再現計画が立てられていますが、それにも20年を要するそうです。

在りし日の姿を模型で再現。
石垣等は各自の個性が出ている作りになっています。

後方のブースでは、お城に付属させる極小人物モデルを彩色中です。
来場者の方々のご参加によります、筆塗り彩色の実体験コーナーが設けられていました。



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        会場で彩色された人物モデルの数々

これだけ沢山の数が集まりました。
このひとつひとつに、熊本再建に対する来場者の思いが込められています。



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     お遊び画像 熊本城を襲撃する地底怪獣バラゴン!

僕が作りました電動バラゴンの特別参加です。
ちゃんと制作管理者の方の許可を得て、撮影させていただきました。

次回は、動く模型愛好会(UMA)作品のコーナーの紹介です。


いよいよ明日に開催が迫りました「第7回ろうがんず展」。

石坂浩二氏 代表の模型愛好会「ろうがんず」主催によります「第7回ろうがんず展」が、来る1月28(土)~29(日)日に横浜のプラーザホールで開催されます。

場所は、東急田園都市線たまプラーザ駅の直上で、たまプラーザテラス ゲートプラザ北側2Fです。
開催時間は、28日(土)が午前10時~午後6時、29日(日)が午前10時~午後5時です。

当日はろうがんず会員の方々の模型作品展示に、全国から寄せられた有志の方々の沢山の作品が集結展示されます。



ろうがんず は俳優の石坂浩二氏が結成された、主に熟年層の人達によるプラモデル愛好会です。
模型の制作を通じてより幅広い世代層の方々に、プラモデル制作の楽しさを伝えていこうという趣旨です。




ろうがんず様のご好意により、僕の所属しております 動く模型愛好会(UMA)も、昨年に引き続いて特別参加いたします。

戦車オフ会でも使用しました巨大ディオラマを用いての戦車レースを、会場に来てくださいますお子さん達に向けて行います。
山あり谷ありのあの巨大なコースを戦車模型が走る様子を、子供さん達にも直に楽しんでいただこうというお遊びイベントです。

場所はゲートプラザ1Fフィスティバルコートで、各両日の午前11時~ 午後1時~ 午後3時~ に開始されます。

戦車模型は貸し出し式で、持ち込みも大歓迎です。
君の戦車を走らせよう!




そして、今回はUMAの特別展示ブースが設けられます。

過去に制作しました自慢の作品がずらり居並びます。
動く戦車、自動車、ロボット、怪獣等、様々なジャンルの作品が勢揃いしますので、これは見に来るだけでも価値があると思います。


僕も過去に作りました作品から、このブログでも先に紹介しました怪獣戦車第5号激震巨輪ロードランと、マルサン模型の複製版で地底怪獣バラゴンを持ち込みます。
当日は朝から会場入りしまして、二日間会場に滞在予定です。



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            激震巨輪ロードラン


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            地底怪獣バラゴン



それでは、明日からの二日間を楽しんで参ります。

ご興味を持たれました方は、是非お出でください。
模型を直接見て、楽しんでください。


かねてからお伝えして参りました、自作の怪獣戦車第5号 激震巨輪ロードランが、塗装を含めましてこの度ようやく完成しました。



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タミヤ戦車工作セットを基に制作を開始したのが2015年の秋で、それから1年後の年末に何とか形は完成させるも塗装は不充分のままでした。


制作開始時の2015年11月頃


2016年10月頃の状況 
あれから殆ど進展していません。


昨年の戦車オフ会で暴れるハタケ星人とロードラン





今回、彩色を施して何とか完成に漕ぎ着けました。
制作期間は丸々1年2ヶ月、足掛け3年に及ぶ労作でした。

これというのも、自分の不甲斐ない不精さが原因です。
これからは、やる気と計画性を持って創作に取り組みます。

何はともあれ、完成しました怪獣戦車の第5号をご覧ください。



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地球侵略を企む悪の宇宙人ハタケ星人が送り込んだ、破壊工作戦車です。
設定では、全長400メートル、重量200万トン(そんな大きさはあり得ませんが)、巨大な車輪で地上のあらゆる物を破壊して前進します。
地球上の全ての陸地を、ハタケ星人の住みやすい耕作地に開墾する為です。

全体に、ニンジン、獅子唐等を連想させる、何とも間抜けな外観です。
ハタケ星人はその巨輪の上で、自ら音頭を取りながら走行します。

地球防衛隊の全戦力を賭けた攻防戦が開始されました。
果たして、ハタケ星人の魔手から地球を救う事が出来るでしょうか。

という内容を想定しながら作りました。



本体の走行に伴い回転します巨輪は、自己設計で上下可動式に作りました。
周辺の棘は、アポロチョコを軽量粘土で型取りして、エポキシパテを押し込んで複製した物です。
走っているハタケ星人はエポキシパテ製で、麦球を内臓してあって頭部が光ります。

造形面で特に苦労しましたのが本体部分で、巨大車輪は先行して完成させたものの、本体をどういう形にするのかが中々思い付かず、粘土と紙で作りながらその場で決めていきました。
獅子唐の様な大きなとんがり山は、紙製の筒をパテ塗りして固めた物です。
あとは、軽量粘土で基を作りながら、仕上げはソフトファンドで塗る様に盛りました。

彩色は、ハタケ星人の名に相応しく野菜をイメージした色合いにしました。
とんがり山が獅子唐やニンジンを連想させる感じになったのは、単なる偶然です。




実はこのロードランですけれども、今週末に行われます「第7回ろうがんず展」会場に、特別参加します。

俳優の石坂浩二氏が結成されましたプラモデル愛好会「ろうがんず」のイベントが、来る1月28(土)~29(日)日に横浜のプラーザホールで開催されます。

ろうがんず様のご好意により、僕の所属しております 動く模型愛好会(UMA)が特別参加いたします。
特設ブースでの作品展示コーナーと、巨大ディオラマを用いての子供さん用の戦車レース等を行います。

そこで今回、激震巨輪ロードランと地底怪獣バラゴン(マルサン電動模型複製版)が参戦します。
どちらも展示予定ですけれども、ロードランはコースを走らせてみたいですね。



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下記は動く模型愛好会の掲示板からのリンクで、会員のテルスター中尉殿の情報書き込みです。
特別に作られたポスターにもご注目ください。



情熱とクオリティーのろうがんず作品展と、更には動く模型の楽しさに接する事の出来ますイベントです。
興味を持たれました方は、是非起こし願います。

僕のロードランの形と動きを、直にご覧になってくださいませ^^。


ここに紹介しますのは、70年代の末に描かれました知られざるゴジラ漫画です。

「'79ゴジラ東京大襲来」 
原作・沼礼一 漫画・いしいしんいち 協力・香原勝文



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1979年発売の月刊少年マガジン7月号に掲載されました、同誌の創刊5周年記念作品です。
小笠原近海に現れたゴジラが東京を襲撃、ゴジラを最初に目撃した少年たちが、防衛隊と協力して戦うという物語です。

これは完全なオリジナルストーリーで、ゴジラを人類の敵であり恐怖の対象として描いています。



ここで、登場人物の紹介です。


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岡部光一

この物語の主人公で、東京の学校に通う中学3年生。
写真撮影が趣味で、将来は名カメラマンを目指しています。
夏休みに小笠原に遊びに来て、海中でゴジラと遭遇し、ゴジラ襲来を目の当たりにします。



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桜子

光一のガールフレンドでいさむの姉。
小笠原海中でゴジラを目撃、光一たちと共に東京での大惨事を目の当たりにします。



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正次郎

光一の友人で、同じくゴジラ襲来に遭遇します。
自衛隊員の兄と育ての親であるお婆ちゃんをゴジラの猛威で失い、激しい怒りの気持ちを抱きます。



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いさむ

桜子の弟で幼稚園児。
知識が豊富で、光一が撮影した写真を見てゴジラだと見抜きます。



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根本先生

M理工大学の4年生で、同校の秀才。
光一たちの中学校の教育実習生で、海底火山の調査に皆を引率して訪れます。
ゴジラ対策に関しての秘策を政府に提案します。



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山崎

根本先生と同僚の大学生で、ボート部のエース。
ゴジラ対策の切り札に志願して、光一たちと共にゴジラと戦います。



次に物語を紹介していきましょう。



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東京の中学生 岡部光一は、友人の正次郎と桜子、桜子の弟いさむ等と共に、実習生の根本先生に引率されて、夏休みを利用して小笠原諸島の父島に遊びに来ていました。
沖合いで泳ぐ桜子がサメに襲われる事故が起きますが、サメは一瞬にして何かに噛み砕かれます。



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海底に出現したゴジラ 凶悪そのものです!


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海中に潜った光一たちは、サメを噛み殺した巨大な怪獣を目撃します。
その怪獣がゴジラでした。



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海上自衛艦も全滅!


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ゴジラは海を泳いで、東京に向かって行きました。
途中、海上自衛隊の砲撃を受けますが、それを物ともせず、ゴジラは護衛艦を全滅させます。

沈没した自衛艦には、正太次郎の兄が乗っていたのです。



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政府はゴジラの存在を世間に発表し、防衛隊を組織しました。
そして、ゴジラ上陸予想付近の住民に、避難勧告を発令しました。

根本先生の話によりますと、以前、南方の海底で、原子力潜水艦が爆発事故を起こしたという情報があったそうです。
それが、海底に眠っていたゴジラを呼び覚ましたのであろうと、断言しました。


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ゴジラは東京湾を北上し、川崎に上陸します。
防衛隊の攻撃をものともせず、ゴジラは口から放射能火炎を吐いて暴れます。
建物も家屋もことごとくゴジラに破壊され、周辺は火の海と化します。

光一たちは、正次郎のお婆ちゃんを救助に向かったのですが、間に合わず大惨事を目撃する事になります。
兄と祖母を失った正次郎は、ゴジラに対し激しい復讐の念を抱きます。



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爆風に吹き飛ばされる桜子 妙にエロ可愛い!


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迫るゴジラの巨大な手 少年少女危機一髪!


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尚も暴れるゴジラに、破壊された建物に追い詰められた光一たちは絶体絶命。
しかし、車で駆けつけた根本先生の助けで危機を脱します。



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尾のひと振りで高層ビルも大破壊!


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光に敏感に反応すゴジラの特性を利用して、ヘリコプターによる誘導作戦が開始され、ゴジラは一端は海に戻ります。
しかし、いつ再び上陸して来るかわかりません。



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根本先生は、対策本部に提案します。
小笠原近海にある噴火寸前の海底火山までゴジラを誘導し、自衛隊の直撃ミサイルで火山噴火を起こして倒そうという作戦です。
それには自分の在籍している大学で開発した、海底捜査用の一人乗り小型潜水艦「スーパーサブマリン」が使えると言いました。

名付けて「ホタル作戦」。
防衛本部では作戦を実行に移す事にして、乗組員の有志を募りました。
怪我をした根本先生は搭乗を断念しましたが、光一に正次郎、根本先生の大学の同期でボート部の山崎が志願しました。



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全10隻のスーパーサブマリンが出動し、東京湾の海底でゴジラを発見しました。

サーチライトで誘き出すも、ゴジラの攻撃に半数以上の潜水艇が撃破されました。
残る3隻の内、火口まで残り50キロという所で、山崎の乗った潜水艇も破壊されました。
光一の潜水艇も破損して走行不能になりました。


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唯一残った正次郎が、兄と祖母の仇を討つ為、光一の制止を振り切って、遂にゴジラを海底火山の火口まで誘導します。



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最後に残った一隻が ゴジラを海底火山火口へ誘い込む!


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ゴジラの最後!


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あのゴジラが最後の一匹とは思えない・・・(?)!


ミサイルが発射され、火山の大爆発に飲み込まれてゴジラは火口に姿を消します。
仲間たちが消えた夕陽の海を、光一は思いを込めて見詰めるのでした。


               終





この漫画は、ゴジラ誕生25周年に沸いた1979(昭和54)年に描かれました。
現在では、語られる事が殆ど無い作品です。

初期のゴジラ映画を意識した、怪獣の驚異と人類との攻防戦を描いた作風になっています。
ゴジラが人間の味方ではない、多大な被害を生み出し都市破壊を行う恐怖の存在として描かれています。
これは当時既にあった、原点回帰のゴジラ復活への望みが見受けられます。

最後のゴジラ誘導作戦等は、後の84年版映画「ゴジラ」を彷彿させる展開です。
漫画の世界で、リアルでシリアスなゴジラ物語が描かれていた事に、驚きと共に新作映画復活への熱い思いを感じ取ります。



この他にも、同年の同誌11月号では、これとはまた別のオリジナル展開のゴジラ漫画作品が掲載されていたそうです。
作者は同じく いしいしんいち氏で、題は、「'79ゴジラ・エネルギー大作戦」です。

こちらに関しましては、僕は内容は未見ですけれども、映画ライターの滝口明氏に詳しく紹介されております。
映画「シン・ゴジラ」を先取りするかの様な物語だそうで、是非読んでみたいです。





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漫画が掲載された月刊少年マガジン1979年7月号表紙



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