先週の日曜日に、知人と新宿で会う際に、待ち合わせ場所として指定しましたのが「新宿の目」です。
新宿駅西口改札を出て直通した所、新宿スバルビルの前にあります、目の形をあしらいました巨大オブジェです。
高さ3・4メートル、幅10メートルに及ぶアクリル製の巨大造形で、1969年に彫刻家の宮下芳子氏によって制作されました。

大きな眼の形の存在感は抜群で、大変目立ちますので、待ち合わせ場所の指定にも好都合です。
その要望は、まるで水木しげる氏の漫画「ゲゲゲの鬼太郎」に登場する、西洋妖怪のバック・ベアードを思わせます。
内部には照明装置が組み込まれていて、目玉そのものが発光します。
僕が行った時はお昼寝時だったのか、点灯はお休みしておりました。

スバルビルの解体工事に伴い、この巨大な眼も存続が懸念されています。
スバルビルは、2011年に富士重工業から小田急電鉄に売却されて、建物内にあったテナントは暫く営業を続けておりましたが、今年(2018年)の8月に全店閉店しました。
そこで今現在、地上の建物部分から解体工事が始まりました。
地下にあります新宿の目は、当面はそのままの形で残される様ですが、今後どうなるのかは未定です。
長い時代に渡りまして親しまれてきました新宿の名所オブジェ、是非これからも存在して欲しいです。