努blog

2019年04月

昨日、東京は南青山のビリケン画廊で、芸術家の横山宏(よこやま こう)先生率いる若き芸術家達が集う合同作品展「美術部展3」を観て参りました。

今回で3回目の作品展には、個性豊かで表現多彩な作品が数多く展示されております。
僕もほぼ毎回観覧させていただいており、多くの方々との交流を楽しみました。

その様子の一部を、ここに紹介します。
尚、掲載画像ですけれども、横山先生及び画廊側の承諾を得た上での公開とさせていただいております。




イメージ 1

代表作品マシーネンクリーガーを持つ横山宏先生

画廊の表でトークを行いながら、モデルにマジックで口や汚れ模様を描き込んでおられました。
僕の他愛も無い質問にもお答えくださり、大変気さくで優しい印象のお方でした。

このお人柄に、多くの方々からの指示を受けられ、合同展にこれだけの人達が集うのだと思うと、感激すると共に、日頃の自分自身を少し反省してしまいました。



イメージ 2

横山先生作品 海岸沿いとUFO(油絵)

よく晴れた平穏な日、海岸沿いをふと見ると、なんと上空に未確認飛行物体が!
一見オーソドックスな風景画と思しき中に、意外な驚きを描いた作品です。
これ程はっきりと大きくUFOが描かれていると、何だか平和な印象を受けてしまいます。



イメージ 8

イメージ 9

横山先生作品

細密なペン画で、少女とマシーネンクリーガーの融合作品です。
歩行兵器の中には、可愛らしくも勇ましい少女の姿が。
その意外性に惹き付けられます。



イメージ 3

安藤 愛莉 Eri Andoさん作品 実在しない場所と人

温かみ溢れるグラフイック作品です。
作者の方ともお話しさせていただきましたが、80年代の雰囲気がお好きだそうです。



イメージ 4

金崎 冴花さん作品 夢の仲間Ⅱ



イメージ 5

モリタクマさん作品 キシリトヲル土偶



作家作品の数々

デジタル画像や立体レリーフ、水彩画に粘土造形、陶芸作品等の多くの展示がありました。
皆様、才気溢れる素晴らしい作品です。



イメージ 6

イメージ 7

切り絵作家の魚谷彩さん作品

可愛らしい動物にガラス容器に入った花です。
その全てが繊細な切り絵で、絵画と立体の両方の側面を持っています。
今回も作者の方ともお話させていただきました。
誠に有り難うございました。



「美術部展3」は5月12日(日)まで開催中です。
ご興味を持たれました方は、是非共足を運ばれてください。

大変楽しく有意義な作品展です。
横山先生、作家の皆様、ビリケン画廊の主催者様、素晴らしい作品展をどうも有り難うございます。






改元に伴う今年の大型連休ですけれども、連休初日に当たります来る4月28日(日)に、東京は九段下の科学技術館で恒例の玩具販売イベント「スーパーフェスティバル80」が開催されます。

僕が毎度お世話になっておりますOneup.さんも、MAXTOYさんのブースに置きまして間借り出展されます。
僕もマウントゴリラの最新彩色版で、出品協力させていただいております。

平成最後のスーフェスとなります。


Oneup.さんのブログ紹介より







イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 10

これが今回彩色いたしましたスーフェス販売版のゴリラで、ムラサキ成形の素体に銀色を混ぜた赤と青を噴き付けました塗装を施してあります。
そして注目なのが・・・




イメージ 6

この足裏です。

去り行く平成と来るべき令和の両方の文字を、手描きで入れてあります。
新たな時代への希望の架け橋を表現してみました。



イメージ 4

イメージ 5

イメージ 7

毎度恒例のゴリラ集団です。
今回も数量限定の会場販売となります。
スーフェス会場でお目見えします。



イメージ 8

全ての足裏に平成と令和の文字が描き込まれております。
これは店長の芦川さんのご提案で、当初僕は大変そうですので躊躇しておりましたが、やり始めると結構ノッてしまいまして、思った以上に楽しく作業出来ました。




イメージ 9

平成の時代も今月いっぱいとなりました。
思えばこの時代に生まれて、幾多の彩色バージョンを生み出し続けて来たマウントゴリラです。
これからも多様な色合いでお目見えする事でしょう。

最初に彩色して世に出した第1期試作版(左)と、今回販売されます平成最終版(右)のツーショットです。
最初期版は既に販売終了しておりますので、これは参考画像です。


今回も急なお知らせとなってしまいまして、申し訳ございません。
大型連休は皆様夫々のご都合がお有りと存じますけれども、どうぞ楽しく、そしてご無事にお過ごしください。




毎週土曜日に、お義母さん中心に家族世帯で食事をするのが恒例になっております。

先日、ファミレスでの食事と時に、義妹の長男で大学4年生の甥っ子が、こういう物を見せてくれました。
人から貰った物で、元よりこういった類に興味の無い甥っ子は、これが何だか判らなかったそうです。



イメージ 1

イメージ 2

恐竜の様ですが、どこか外国のクリーチャー系モンスターの様で、何かのゲームキャラの感じがしました。
ゴムというか塩ビ製で、大きさは10センチ少し位あって、ずっしりと重かったです。
海外映画に出て来る様な雰囲気で、リアルで緻密な生物表現の造形でした。
基は土台となる物があったらしく、足裏が差し込み式になっていて、この本体のみだと自立しませんでした。


僕もこの類に関しましては全く無知でしたので、画像撮影して、帰って来て調べてみましたら、正体が判明しました。
案の定ゲームキャラで、カプコンから発売されている「モンスターハンター」というハンティングアクションゲームに出て来る怪獣です。
幾多の怪獣類を装備した武器で倒していくというゲームで、幾つものシリーズがあるそうです。

このモンスターは名前をイビルジョーといい、恐竜ティラノサウルス形の凶暴怪獣です。
一見頭部と見間違う巨大な下顎を持ち、別名を恐暴竜、火力が高く声が大きいという事です。

フィギアはゲームと同じくカプコン製だそうです。





イメージ 3

イメージ 4

昨今のゲームキャラに関しましては、僕は全く判りません。
怪獣という呼び名よりか、モンスターと呼ばれる存在が登場するのがゲームの世界の様です。
時代は変わったものだとつくづく思いました。
何か年寄りじみた事を言いまして、申し訳ございません。

僕はティラノサウルスといえば、このスタイルです。
日東のミニサイズモデルで、ガメラ岩に乗っけてみました。
久々の登場です。




秋葉原と中野の店舗を構えますOneup.さんが、この度開店18周年を記念しましての販売会を行います。

日時 4月21日(日)

場所 中野ブロードウェイ店

時間 午前10時30分~






僕は今回マウントゴリラの新規カラーを彩色協力いたしました。
ここに画像紹介をさせていただきます。




イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4


豪華さを表現する為に、黒色成形に銀を入れたブルーと金色を塗しました。
当初は頭全体を金色にしようと思っていたのですが、塗っていくうちに顔面部分を黒で残しておいた方がいいと判断して、こうなりました。

Oneup.さんの中野ブロードウェイ店で、21日に販売されます。
少数限定ですので、ご希望の方はOneup.さんの追加情報をご覧ください。



イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

ゴリラ集団です。
春も本格となり、暖かな季節にゴリラ発生です。

18周年記念では、他にも沢山のイベント品が販売予定ですので、どうかご注目よろしくお願いします。






東宝特撮影画「空の大怪獣ラドン」(1956年)に登場しました、怪獣ラドンを再現した模型です。
完成しましたので、ここにお披露目となりました。

ラドンはアメリカではロダン RODAN と呼ばれております。




イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

アメリカのポーラライツ社製で、オーロラ社の復刻版です。

オリジナル版は70年代半ばに発売されておりまして、ゴジラ、キングギドラと並んで、オーロラモデルのムービーモンスターシリーズのひとつでした。
オーロラ社以後はモノグラム社からも再販はされず、入手困難な逸品となっていました。
90年代になって、ゴジラやギドラと共に復刻再販されました事は、誠に有り難いです。

以前紹介しましたキングギドラ同様、アメリカスタイルにアレンジされた生物表現がリアルです。
ギドラと同じく映画撮影のカチンコをあしらった看板付きで、台座にはラドンに破壊された福岡市の街並みが形作られています。
これは有名な話ですが、この模型の建物には「お買い物なら」という、見よう見真似で書かれた文字入りの百貨店の看板までもが再現されています。
見ていて嬉しくなります。

今回、キングギドラに続きまして、ロフトに置きっ放しになっていた模型を制作してみました。
自分なりの拘りの改造も施してあります。



イメージ 6

翼を大きく広げたラドンの雄姿。
頭部と右足が可動式で、ラドン本体が建物の台座に取り付け式なので、方向回転が可能です。

古代怪獣の面持ちで、腹部の棘も細かく作られています。
劇中の姿と比べましても、大変忠実に再現されています
大きく広げたマントの様な翼も見事で、そのうねりの造形には、生き物らしい動きを感じさせます。

ラドンは生き物としてのリアリティーがありますので、海外モンスター系列なのかも知れません。

彩色に関しまして、全体に茶褐色に多少の黒を加えての彩色をしてみました。
腹部の棘部分は、明るい色合いでコントラストを入れました。

台座は火山を意識した真紅で、それにギドラの時と同じく歯ブラシを用いた技法で、オレンジと黄色の細かい粒子を塗した感じにしてみました。
手塚治虫先生の名作「火の鳥」をイメージしてみました。



イメージ 7

イメージ 8

自己流改造箇所の公開です。

ラドン本体ですけれども、左足の下にある差し込み棒部分を取り去って、代わりにやや太い木材の棒をラドンの中に入れ込みまして、パテで接着固定しました。
これは台座への差し込み部分を強化する為の処置です。



イメージ 9

台座には、破壊された建物の瓦礫や街頭、引っくり返った自動車までもが設置されています。
ラドンの猛威を感じさせる光景です。

制作に当たりまして、平らな地面部分にパテを塗り込みまして、ザラザラした荒れた地面の質感表現を施しました。
細かく刻みました発泡スチロールを接着しまして、瓦礫を追加してみました。

向かって左側の建物は、あえて反対向きに設置してみました。
何故かというと、正規に組み立てますと、意味不明の漢字モドキが書かれた建物の看板が、正面から見えなくなってしまっているからです。
これは設計ミスなのでしょうか?

焼け溶けた鉄材みたいな物を追加しまして、そこに「極楽湯」などと書き込んでみました。
多賀さんのラドンが、「お買い物なら」の広告塔に新たに「新天地」と書かれていましたので、僕もそれに習いましてお遊びをしてみました。



イメージ 10

いつかはやってみたかった事です。

オーロラ社(あるいはその復刻版)東宝3大怪獣の揃い踏み、今ここに実現です!
ゴジラ、キングギドラ、ラドンの3大怪獣が集結しました。
僕の制作彩色によりますこの完成作品を揃える事が、模型制作におけます長年の夢でした。
ようやく達成出来ました。



イメージ 11

ゴジラ対ラドン

「地球最大の決戦」(1964年)か「怪獣大戦争」(1965年)を彷彿させます顔合わせです。
ゴジラは以前完成させた物で、オーロラ社のオリジナル版です。



イメージ 12

キングギドラ対ラドン

先日完成させましたギドラとのツーショットです。
こちらは同じくポーラライツの復刻版で、ラドン同様大幅な改造を施してあります。

それにしましても、意外と模型のギドラは小さいですね。
どちらも広げた翼ががさばるので、置き場所に苦労します。
写真撮影も、翼の面積に画面を取られて、どうしても被写体が小さくなりがちです。



海外模型制作ですが、お次は世界に有名なあの怪獣に取り組み中です。
完成公開は少し先になりそうですけれども、是非お見せしたいです。

うららかな春の日々での怪獣模型制作でした。



このページのトップヘ