先日、東京都内某所で行われました、動く模型愛好会(通称UMA)の水ものオフ会に参加して参りました。
当日は台風直撃が危ぶまれましたが、早朝の豪雨にもかかわらず、その日の午前中には晴天の真夏日が訪れまして、大盛況でオフ会が開催されまして、大変な賑わいの内に終了しました。
その様子は近くブログ公開する予定です。
今回僕が水オフ用に制作しましたのが、この水上走行怪獣王ゴジラです。
タミヤの水中モーターを用いました工作セットを使用しまして、怪獣部分はフルスクラッチで作りました。
水に浮かべる為の軽量化を狙いまして、ゴジラ本体はほぼ発泡スチロールを張り合わせまして制作しました。
昭和時代のゴジラを意識しました造形で、丁度ヘドラやガイガンと戦ったタイプを参考にしました。




大きさは約30センチ位で、発泡スチロール製です。
動力基本となる水中モーター工作部分に、プラ板で作りました手製の大きな車輪を取り付けまして、上手い具合にスチロール製ゴジラ基本本体に融合させました。
水陸両方の走行が可能です。
大方の製作日数は約1ヶ月でした。
基本構造と造形制作に2週間、外皮制作に10日間、彩色仕上げに5日程かかりました。



発泡スチロール製のゴジラ基本造形
これに接着剤を用いた外皮を塗り込んでいきます。
外皮の制作ですが、目の粗いサンドペーパーで発泡スチロールを削って粉状にしまして、それをスチロール用の接着剤に混ぜて練り込みまして、パテ状にしました。
それを塗り込んで、ヘラ等で形を整えていきました。
発泡スチロール用の特別な接着剤が、100ml入りチューブで約2本半使いました。
これで耐水加工を兼ねました外装が出来ました。
細かい造形が必要となる頭部と両手部分は、軽量粘土でこしらえました。
そこの部分は水に入らないので、これは苦肉の策です。
牙と爪は鋭さを出す為に、エポキシパテで作りました。


表皮造形が完了した状態のゴジラ
ここから彩色に入りました。
アクリル製塗料のGCIクレオス ミスターカラーで彩色しました。
最初は全体をエアーで噴き付けしまして、その後から筆塗りで何度も塗料を濃い目に塗っていきました。
主に、ブラックとグリーンを使いました。



オフ会当日 公園の池で泳ぐゴジラの雄姿
水上に浮かびまして、ゆっくりと左右に回りながら進んでいきます。
下半身を大きく作りましたので、その構造から立ちポーズでのバランス感覚が保たれまして、いい形で走行してくれました。
これは何度も風呂場でテストを繰り返しました結果です。
しかし広い公園の池での水面走行に、思わぬ動向が見られました。
何とゴジラが、右に回ったかと思うといきなり左に回って、角度を変えながらの水上走行をするのです。
この自分でも予期せぬ動きには驚きました。
長い尾に風があたった影響からだと思いますが、思いの他に効果的な動きが生じまして、嬉しかったです。

公園の池に来ていた子供さん達は、ゴジラの出現に大喜びでした。
僕も子供さん達と一緒に、ゴジラとうんと遊びました。
令和時代の幕開けであります2019年水ものオフ会、そして僕に取りましては50代最後の怪獣模型制作となりました、水上走行ゴジラのお披露目となりました。
そのオフ会の模様は、近く公開させていただきます。