努blog

2020年07月

昔からの怪獣仲間で芸術家であります逆柱いみりさんが、ツイッターで大変面白い物を取り上げておりました。
それがこれで、記名入りの古い怪獣玩具です。


逆柱いみりさん Twitter




逆柱さん
逆柱さんがバンダイの旧タイプのアントラーのソフビを、マルサン・ブルマァク式の色合いに彩色しました。
オリジナルのマルサンアントラーと並べてみても、まるで親子か兄弟の様に自然に見える様子は、さすが逆柱さんの怪獣愛の塗装技術を感じさせます。
塗装の変化でこれだけ雰囲気が変わるとは、思ってもいなかった意外性です。



いしいじろう
さて本題に入りますが、逆柱さんはツイッター上でこの画像をアップしました時に、いしだじろう も弟が出来て嬉しそうです! と述べられました。

いしだじろう?
それは古玩具のマルサンアントラーの腹部に黒マジックで書かれています、元の持ち主であろう子供の名前です。
このアントラーの名前は いしだじろう です^^。
これを見た時には、僕は爆笑しました。



逆柱さん玩具
こちらも逆柱さんご所有の古玩具で、名前は はらだまさき です。

逆柱さんのユーモア精神が素晴らしいのですが、それと同時に昔の玩具によくある記名箇所についても考えました。

子供が怪獣玩具を公園の砂場等で遊ぶ為に外に持って行くので、失くしてはいけないと思って親が子供の名前を怪獣玩具の足の裏等に書いておく事があります。
子供の為を思ってやった事でしょうけれども、中古市場では仇となって玩具の値が落ちる場合が往々にしてあります。

しかし、それは昔の玩具がお宝扱いとなった、今現在での需要としての価値観の結果であって、決して全てにおいてマイナスばかりではないと思います。
逆に人が遊んだ生活感の味わいが生まれる事もありますし、美品に比べると安く手に入れられるという利点もあります。
要はそれを手に入れた人が納得出来ればよいのです。

遊び心のある逆柱さんは、その面を逆手に取りまして怪獣玩具の個性として扱われました。

(上記のアントラー等の画像は、逆柱いみりさんのTwitterより借用させていただきました。)




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僕が随分前から所有しておりますブルマァク版ジャイアントサイズレッドキングですけれども、これが足の裏に元の持ち主だったであろう子供の名前が書いてあります。
木下豊太すなわち、きのしたとよた君です。

両方の足裏に記名があって、なんとご丁寧に漢字名の他にもトヨタクンと君付けで片仮名でも書いてあります。
このレッドキング人形は、トヨタ君に楽しく遊んでもらったんだろうなぁ~と想像してしまいました。
今頃どうされているのだろうかとも思ってしまいました。



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トヨタ君、レッドキングは元気ですよ!
今では僕の家宝のひとつです。
(一体いくつ家宝と呼んでいる物があるのか知れませんが)



この様に、元の持ち主の生活感を残した記念品でもありますので、中古品の重みを有り難く感じている次第です。



今回お見せしますのは、最近知り合いました作家さんの作品です。

作者はTwitterやPixiv等で数多くの漫画作品を描かれていらっしゃいますTADDさんです。
TADDさんは今までにも数多くの話題作を発表されており、原作者付きの単行本を出された事もございました。

そして今、大変な話題作を発表されました。
正式タイトルがまだ決まっていなのですが、その設定がなんと男女逆転劇でして、女装男子と男装女子の関係をコミカルに描いています。


尚、内容掲載に関しましては、TADDさんの了承の元にブログ公開させていただいております。





漫画 編集01
偶然にも女装に目覚めてしまった男子 秋桜(あきざくら)いおり。

初めての街中での女装外出に、止まらないドキドキワクワクの背徳感。
そこへ声をかけてきたのが・・・




漫画 編集02
超イケメンの青年でした。
誘われるがままになってしまい、思い切って真実を告白するのですが・・・

なんと同じ男性と思われたのは、美形の男装女子でした。
凛藤(りんどう)はづき それが彼女の名前です。



漫画 編集03
こうして二人は付き合う事となり、お互いの素性も充分に分からないままの交際を始めます。

摩訶不思議な男女関係に戸惑ういおりに対して、はづきの方は落ち着いた余裕を見せて接します。
これから二人はどう付き合っていくのでしょうか。
目が離せない展開です。




TADDさんのTwitterでの作品発表場所。
今までのお話がまとめて読めます。

https://twitter.com/iamtaddd/status/1276074755687280640


ガジェット通信での作品紹介。

こちらで第一話のあらましと感想が読めます。
素晴らしい高評価です。

https://getnews.jp/archives/2593150



僕には到底場違いだと思われるかも知れませんが、予想外の角度から男女の愛情を描いた作品世界に惹き込まれてしまいました。

最近僕もTwitterを始めましたが(リンクあり)これも直接作品の感想等をお伝えしたかったからです。
素敵な作品を生み出す場としてそれらを楽しみ、これからもよい交流を持ちたいと思いました。





漫画 編集 部分比較
TADDさんが描かれました、ネーム(下描き構想)と実際の完成作品との比較です。
下絵もかなりキャラクターの表情と心情が感じられまして、実にお見事です。

TADDさんはおっしゃいました。
このネームの絵可愛いだろ、かわいいと言え!

ええ、可愛いです^^。




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僕が描きましたお二人さんのイラストです。
ケント紙に鉛筆で下描きして、水彩絵の具で彩色仕上げという、昔ながらのアナログ方式で制作しました。
元が一色漫画ですので、配色は僕が自分イメージで行いました。

この絵をTADDさんにTwitte送信でお見せしましたところ、大変喜ばれました。
直接お返事をいただけまして、僕も嬉しくって感激しました。




原則としまして毎週水曜日の午後七時半に作品がアップされる予定です。
これからも楽しみに注目させていただきます。
どうも有り難うございます。


前回公開しました大恐竜-REXの、改造制作過程を公開します。




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まずは、ブッカさんが制作完成させましたオリジナル版の全貌からです。

中生代白亜紀の巨大肉食恐竜ティラノサウルスを更に強力にアレンジさせた姿です。
ブッカさんの個人製作販売でして、知人の間のみで限られた数のみが行き渡っていたそうです。



D-REX オリジナル頭部まとめ
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頭部、胴体、尾、両手、両足が自在に動き、下顎開封式です。
ゴリラ君同様に、動かして遊べる大変楽しいソフビモデルです。
キット状態の物を組み立てて、完成させる仕組みになっております。

大きな頭に鋭い目付き、獰猛そうな大きな下顎に鋭い牙、全身を覆う細かい鱗。
今にも動き出しそうな迫力です。




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今回、僕は自分が思い描いております恐竜像に近付ける為に、全体に手を入れてみました。
こちらが僕が改造しました未塗装状態の物です。
エポキシパテを持った箇所で、改造部分が判明出来ます。



D-REX オリジナル頭部まとめ集
まずは頭部を切り離し、首の関節を新たに作りまして、頭が胴体からやや放した感じにしてみました。
これでややスマートさが出まして、かなり見た感じの印象が変わりました。

口の開封をしっかりと行う為に、本来は下顎はめ込み式だったのを、プラ棒を用いまして自作のジョイントを制作しました。

大き目だった後頭部を切り離して、軽量粘土を芯にエポキシパテで新たに改造箇所を作りました。




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腹部に粘土を芯にパテ盛りしまして、くびれた部分をなだらかにしました。
水色部分が軽量粘土を使った箇所で、パテ使用前の状態です。




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足はカッターで切れ目を入れまして熱で曲げ、小さな蹴爪を自作追加しました。
足がしっかりと地に着いた形になりました。

尾は上手く動かなかったので、関節を新たに作ってみましたが、どうもユルユルになってしまいました。
これは多少不満足ですので、修正がこれからの課題です。





D-REX 改造まとめ
最後に、ブッカさんオリジナル版と僕の改造版の比較画像です。

かなり印象が変わってしまいましたけれども、自分イメージで手を入れさせていただきました。
ブッカさんご本人も、好きな様に楽しんでくれるのが嬉しいとおっしゃってくださいました。



素晴らしい素材を提供してくださいましたブッカさんに感謝します。



かなり合間が空いてしまいましたが、前回ブログでアオーネンの前に突如出現しました思わせ振りな姿の公開です。
巨大肉食恐竜D-REXです。





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ベテランモデラーのブッカさんが制作しましたソフビモデルで、以前紹介した事のございますゴリラ君同様、組み立て式キットです。
かなり前にブッカさんが個人生産して通販しておりました。



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最強の肉食恐竜ティラノサウルスをより強力に表現しました作品で、身体の各部が可動します。
今回、僕はこの恐竜を自分イメージで大幅に改造しまして完成させました。
改造箇所に関しましては、次回のブログで説明いたします。




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彩色は昼尚暗い密林から出現するというイメージで、青黒い色合いにしました。
ティラノサウルスの塗装ですと大概茶色系になりがちですので、あえてそれとは違うイメージで塗ってみました。

ゴリラ君との相性もバッチリです。




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ブッカさんのブログ内での紹介

http://tarao55izumi.bijual.com/Entry/874/



次回はD-REXメイキングに関しまして、紹介させていただきます。


先日、メディコム・トイさんで受付開始されました限定玩具販売の抽選ですが、大変な反響を呼びまして大好評の内に終了しました。
全ての製品ですが、厳正なる抽選の結果、当選者の方々に行き渡りました。

タケヤマノリヤさんと横山宏先生が共同制作しましたケローネン。
その青色バージョンのアオーネンを、僕は今回彩色させていただきました。




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アオーネンを手に入れられました方々の、喜びの声と玩具を楽しまれる様子がツイッター等にアップされまして、僕も大変嬉しい気持ちになりました。
これ程皆様が喜んでくださる事に、苦労して数を揃えました甲斐があったと実感しました。

その反面、惜しくも抽選に漏れた方々には、大変申し訳なく感じてしまいました。
何分、抽選販売という形式の為、致し方ございません。
ケローネンは様々な彩色版が販売予定だそうですので、これからも期待されてください。



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前回お見せ出来ませんでしたアオーネンの背面です。
これまた可愛らしいカニの形をしております。
カエルにオタマジャクシにカニという、3つの生き物を配合した姿の機体です。



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ソフビ大行進 マウント工房で彩色しましたソフビ人形達とのお遊び画像です。
マウントゴリラとアマビエ様は、Oneup.さんの販売品です。

アオーネンとも相性が良さそうですね。



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そのアマビエ様達との記念写真です。
再び猛威を振るい始めましたコロナウィルスを退散させる為に、協力体制で臨みたいです。



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突如、アオーネンの前に現れた巨大な影。
「お、おまえは一体何者だ!」

驚異の大恐竜の正体は?
次回のブログにご期待ください。



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