努blog

2021年08月

夏が終わって秋の訪れも迎えてはや10月になりました。
過ぎた今年の思い出を残す記録です。



8月21日に長野県阿智村に、嫁さんと一泊旅行して参りました。
天空の楽園と称する行楽施設で美しい星空を眺めるという自然体験を楽しむ為でした。

長野県阿智村は日本でも有数の綺麗な星空が見られる場所として有名な所です。
ヘブンスそのはら によります、標高1400メートルの高山から星空を臨むという自然体験 星空ナイトツアーが開催されておりまして、それに参加しました。
もうこれで来るのが3度目です。


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しかし心配なのは天候でした。
今年の夏は雨続きでお盆シーズンは雨でしたので、予定を一週間ずらして来たのでした。
しかし相変わらずの雨模様に見舞われました。
果たして天空の楽園は大丈夫か、雨上がりに星空を無事見せてくれるか?



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ロープウェイ乗り場。
ここから山頂の楽園まで行きます。



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うっすらと雲に覆われる山々。
雨は小降りですが心配です。



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天空の楽園に到着しました。
山の自然を利用したお花畑が広がり、夜は星空が拝めるという事です。
星空ナイトツアーが始まりました。



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晴れた昼間は園内リフトで自然の花壇を散策出来るお楽しみです。
早朝は雲海が見られ、冬場はスキー場になります。
様々な催し企画もあるそうです。



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不安げながらも、ここならではの夏の星空を見ようと集まる人達。
雨上がりの芝地にシートを敷いて、皆でその時を待ちます。
午後8時に園内が一斉に消灯されて、山の高い場所から見られる星空が、夜空一面を覆い尽くす自然の光景が展開されるという事でした。

いよいよカウントダウン。
期待を込めて全員が数を数えます。

10、9、8、7、6、5、4、3、2、1、   0  !

楽園内の灯りが一斉に消されて夜空のみが写し出されます。
夏の夜空を一面に覆い尽くす星空は…!



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……………!!!!!  ……………?????



「見えませんね ……… …… … 」



真っ暗闇の雨雲に覆われた夜空は、微かな星影すら存在しませんでした。
それはまさにギリシャ神話のタルタロス(冥界)でした。

場を取り繕おうと解説者による星の解説がスライド紹介と共にアナウンスされましたが、正直それは聞いているのも辛い内容でした。

僕は芝地に仰向けに寝転んで、僅かな雲の隙間から星空を期待して目を凝らしていたのですが、夏の風物詩である天の川も白鳥座も見られませんでした。

やがて時間が来て園内の灯りが照らされて、やるせない気持ちで帰宅に着きました。
まさに諸行無常でした。



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帰りのロープウェイの中は何故か灯りもない真っ暗闇で、それに乗って山を下っていくのはかなり怖い印象でした。


何故、何故今ガメラなのか?
それは先日販売された雑誌記事用に公開協力を行ったからです。

引き続きですけれども、日東ガメラ模型をブログ公開致します。




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電動歩行版ガメラとゼンマイ歩行版ガメラ

過去にも日東ガメラ模型関係をブログで取り上げた事はございましたが、今回改めて再度紹介させていただきます。




何と言いましても主役のガメラです。
オーソドックスなゼンマイタイプに大型電動版、ゼンマイ走行版に岩乗りミニサイズと、多彩な顔ぶれです。
他の怪獣も同様ですけど、様々なタイプのモデルを販売していたのが日東の選択幅の広さと良さです。



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ゼンマイ歩行版

初期版(右側)と後期版(左側)です。
ガメラは顔つきもいいですが、重みのある甲羅が美しい後ろ姿がいいです。
身体を左右に揺すりながら歩く様子が味わい深いです。



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バルゴン(右側)とジグラ(左側)

ガメラの対戦相手で共にゼンマイ歩行版。
どちらも悪役顔でいい表情です。



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ジャイガーの親子?

ゼンマイ歩行版とミニサイズ版です。
塗りに拘って乾燥肌を表現してみました。
ジャイガーは歩行版と走行版に上顎の牙がありませんでしたので、共にプラモのランナーを削って自作しました。
何故かミニ版には牙があります。



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ガメラ 電動歩行版

大きなサイズのリモコン歩行版です。
自分が気に入る様に甲羅の鱗をパテを盛って彫って作ったのを思い出します。
両腕も歩行に伴い自動で動く様に改造しました。
それも既に10数年前、拘って完成させました労作です。



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ギャオス 電動歩行版 

もう10年以上前に手に入れたまま放置していました模型でしたが、今回の特集企画の為に組み立て彩色仕上げしました。
頭部は随分前に組んで色塗りしていました。

胴体内部の動力部モーターが古くなって軋む様な音を立てていましたので、新しいのに交換しました。
おかげでスムーズに歩きます。
翼の爪はエポキシパテで追加造形しまして、鋭く尖らせました。
彩色はエアー噴き付けで基本色をくるんで、筆塗りで全体を仕上げました。
基本的にはゼンマイ版と同じ色合いです。



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ゼンマイ走行版
スピードゼンマイで壮快に走ります。
こちらも特集記事の撮影の為に、ガメラ以外の全てを突貫工事で彩色仕上げしました。
大変でしたが全部出来上がりまして、気分がよかったです。



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ミニサイズ版

当時50円で買えましたから、子供のお小遣いに優しい模型でした。
僕もこれらを買って遊んでいました。

山吹色のフリクション岩 通称ガメラ岩(ふたこぶ岩)に乗って走行します。
後にこの岩は付属しなくなりましたので貴重です。



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ガメラ岩に乗っかった面々

岩ですが、後方真ん中が窪んで怪獣が乗りやすい方になっています。
バルゴンは立ち上がれる様に改造しました。
四本足怪獣は向きを変えて乗せます。



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今回の特集では未登場のゴーゴン、ワニゴン、ガマロン、ドラゴン。
いつか機会があれば取り上げてもらえるかも知れませんね。




ざっと思い出の作例を挙げてみました。
また機会があれば別の模型も公開したいです。


8月になりました。
1日は僕の誕生日です。
またひとつ歳が重なりました。
相変わらずの自分ですけれども、皆様今後ともよろしくお願いします。




先月末に発売されました雑誌に、日東のガメラ模型特集記事が掲載されました。
週間実話別冊 ザ・タブー最新号です。

大人の情報誌ですが、そこに毎回昭和レトロ記事が載っております。
担当はライターのおおこしたかのぶさんで、以前僕もマイナー怪獣模型紹介で協力させていただきました事がございました。

今回は怪獣ファンには有名な日東科学のガメラ関連模型を、彩色完成作品として多数公開致しました。
僕が長年制作して来ましたモデルを全種揃えました。
本邦初公開、日東ガメラ怪獣総登場です。




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こちらが特集記事が掲載されている雑誌です。
日東のガメラ関連模型が、組み立て彩色完成作品としまして全て紹介されているのは初めての事です。



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後ろ側の頁に、出ました昭和レトロコーナー。
ガメラを始め多くの怪獣模型が載っています。
自分たちが紹介されている誌面を見入る怪獣たち。



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おしまいの方にはガッパも出ています。
ガメラは大映でガッパは日活ですのでゲスト主演んです。




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雨の降る7月初旬に僕の自宅におおこしさんがお越しいただきまして、模型の撮影を行いました。
台座に色紙を敷いて撮影ライトを当ての本格的な取り組みでした。
僕は慣れない手付きで撮影助手をやらせていただきました。
作品撮影は順調に進みまして、約2時間程で終了しました。

おおこしさんとも久し振りにお会いしましたので、いろいろとお話しました。
今回も大変お世話になりました。
また次の企画があれば是非とも協力させていただきます。
どうも有り難うございます。




雑誌は現在発売中です。
通販受付での入手も可能ですので、興味を持たれましたお方は是非ともご覧くださいませ。
同社の雑誌で似たタイトルのがありますので、お間違えない様ご注意ください。


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