昔からの怪獣仲間で芸術家であります逆柱いみりさんが、ツイッターで大変面白い物を取り上げておりました。
それがこれで、記名入りの古い怪獣玩具です。


逆柱いみりさん Twitter




逆柱さん
逆柱さんがバンダイの旧タイプのアントラーのソフビを、マルサン・ブルマァク式の色合いに彩色しました。
オリジナルのマルサンアントラーと並べてみても、まるで親子か兄弟の様に自然に見える様子は、さすが逆柱さんの怪獣愛の塗装技術を感じさせます。
塗装の変化でこれだけ雰囲気が変わるとは、思ってもいなかった意外性です。



いしいじろう
さて本題に入りますが、逆柱さんはツイッター上でこの画像をアップしました時に、いしだじろう も弟が出来て嬉しそうです! と述べられました。

いしだじろう?
それは古玩具のマルサンアントラーの腹部に黒マジックで書かれています、元の持ち主であろう子供の名前です。
このアントラーの名前は いしだじろう です^^。
これを見た時には、僕は爆笑しました。



逆柱さん玩具
こちらも逆柱さんご所有の古玩具で、名前は はらだまさき です。

逆柱さんのユーモア精神が素晴らしいのですが、それと同時に昔の玩具によくある記名箇所についても考えました。

子供が怪獣玩具を公園の砂場等で遊ぶ為に外に持って行くので、失くしてはいけないと思って親が子供の名前を怪獣玩具の足の裏等に書いておく事があります。
子供の為を思ってやった事でしょうけれども、中古市場では仇となって玩具の値が落ちる場合が往々にしてあります。

しかし、それは昔の玩具がお宝扱いとなった、今現在での需要としての価値観の結果であって、決して全てにおいてマイナスばかりではないと思います。
逆に人が遊んだ生活感の味わいが生まれる事もありますし、美品に比べると安く手に入れられるという利点もあります。
要はそれを手に入れた人が納得出来ればよいのです。

遊び心のある逆柱さんは、その面を逆手に取りまして怪獣玩具の個性として扱われました。

(上記のアントラー等の画像は、逆柱いみりさんのTwitterより借用させていただきました。)




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僕が随分前から所有しておりますブルマァク版ジャイアントサイズレッドキングですけれども、これが足の裏に元の持ち主だったであろう子供の名前が書いてあります。
木下豊太すなわち、きのしたとよた君です。

両方の足裏に記名があって、なんとご丁寧に漢字名の他にもトヨタクンと君付けで片仮名でも書いてあります。
このレッドキング人形は、トヨタ君に楽しく遊んでもらったんだろうなぁ~と想像してしまいました。
今頃どうされているのだろうかとも思ってしまいました。



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トヨタ君、レッドキングは元気ですよ!
今では僕の家宝のひとつです。
(一体いくつ家宝と呼んでいる物があるのか知れませんが)



この様に、元の持ち主の生活感を残した記念品でもありますので、中古品の重みを有り難く感じている次第です。