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カテゴリ: 怪獣関連

なんとダラダラしていた為に、更新が大晦日になってしまいました!
日にちは夏のままです。
多大なる反省と新年への警めを込めまして、2023年最大資料展であります恐竜図鑑展レポートを送ります。
歴史資料であるオールドスタイルの恐竜画展覧会、昭和世代には直撃の名作の数々を紹介します。




生き生きとした恐竜画の元祖と言えば、チャールズ・R・ナイト氏とズデニェク・ブリアン氏でしょう。
これらの絵画作品は迫力ある恐竜の棲息状態を活写して、後に続く数多くのイラストや映画等にも多大な影響を与えました。
その元祖イラストを直接見られる事は、大変意義深い重要な体験です。

まずはチャールズ・R・ナイト作品から紹介していきます。




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戦うラエラプス(ドリプトサウルス)
1897年

恐竜学史上初期に発掘された肉食恐竜で、発見者のエドワード・コープ博士により命名されました。
ギリシャ語で獰猛な犬という意味です。
戦う2頭の恐竜が生き生きと描かれています。
この躍動感には驚きです。




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モノクロニウス
1897年

現在ではセントロサウルスと同一視されてその名称が無効になりつつある不遇な存在ですが、何と言いましてもこの一本角恐竜はモノクロニウスの呼び名で馴染んでいます。
全身がワニの様な鱗に覆われた姿が美しい復元画です。



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ティラノサウルスとトリケラトプス
1928年

これぞ恐竜世界で一番有名な組み合わせですね。
最大の攻撃力に対しての鉄壁の防御力!
まさしく大恐竜同士の頂上決戦です。
この構図は沢山の図版や映像作品等ど取り上げられました。



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ブロントサウルス
1931年

巨大恐竜の代表格で古くから有名です。
今ではアパトサウルスと呼ばれていますが、最近ではまたブロントサウルスの名前が復活するかも知れない兆しがあります。
是非ともその名前が正式名称として蘇って欲しいです。


ディメトロドン
1931年

正式には恐竜ではありませんが、古代生物として名が知られた有名な存在です。
ペルム紀に生息していました。



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アンキロサウルスとハドロサウルス
1931年

全身を硬い鎧に覆われた鎧竜と、アヒルの様な口をしたヒョロ長い鴨の嘴竜です。
のどかな雰囲気が平和的でいいですね。



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ステゴサウルス
1901年

言わずと知れた超有名恐竜です。
剣竜という呼び名でも通っていますね。



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ステゴサウルス
制作年不明

こちらもステゴサウルスです。
かなりスタイルがよくリアルな感じになっています。




お次はズデニェク・ブリアン作品を見ていきましょう。



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ブロントサウルス
1950年

有名巨大恐竜のあまりにも定番姿です。
小山の様な背中の盛り上がりが素晴らしい印象です。



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アロサウルスとステゴサウルス
1950年

ジュラ紀の代表格が揃い踏みしました。
重たい武装姿のステゴサウルスと、トラの様な獰猛イメージのアロサウルスです。
両雄並び立たず、緊張の対戦です。



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トリケラトプス
1962年

白亜紀の代表格、ティラノサウルスのライバルで知られています。
突進攻撃イメージの重戦車恐竜です。



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タルボサウルス
1970年

モンゴルから発掘されましたアジア恐竜で、大型肉食恐竜です。
北米のティラノサウルスと肩を並べる存在ですが、知名度ではややティラノ優位か?



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イグアノドン
1950年

この直立姿勢が半世紀前の恐竜復元姿の定番でした。
カンガルースタイルですね。
大きな爪を武器に戦うボクサー恐竜です。




長らくの更新停止申し訳ございませんでした。
夏の恐竜図鑑展は忘れじの素晴らしい展示企画でした。
オールドスタイルの恐竜復元は不滅です。

皆様、よいお年をお迎えくださいませ。

東京上野美術館で先月末まで開催されておりました恐竜図鑑展。

19世紀初めに恐竜が学術として認知されてから現在に至るまで、実に様々な研究が行なわれて来ました。
恐竜研究創世記から20世紀後期に至るまでの、恐竜想像図解を集めました最大の恐竜絵画展です。
特に昭和30年代に生まれました僕等世代は、子どもの頃は図鑑や雑誌等で古いタイプの恐竜画に接していましたので、感激ひとしおです。

日頃お世話になっております、デザイナーのタケヤマノリヤさんと一緒に行きました。
館内展示物はほぼ撮影可能でした。
自分が子どもの頃から憧れて親しんで来ました恐竜作品の数々が目の前に存在します感激と驚異、まさに伝説と神話を目の当たりにした気分でした。
またこの様な素晴らしい貴重な展覧会が行なわれてくれます事を望みまして、その伝説作品をここに紹介させていただきます。




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館入口、昔懐かしい恐竜の姿がそびえ立つ様に堂々と出迎えています。
タルボサウルスとティラノサウルスの2大巨頭、それも直立仁王立ち姿!
既に期待と興奮が最高潮に達します。



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ジュラ紀の海の生き物
ロバート・ファレン
1850年頃

個性豊かな海棲生物達の様子です。
まだ巨大な恐竜が出現しる以前の時代の様です。
ここでもいろいろ食う食われるの生存競争が展開されています。



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水晶宮イグアノドン像(試作模型)
ベンジャミン・ウォーターハウス・ホーキンズ
1853年頃

恐竜科学黎明期に復元されたイグアノドンの姿です。
部分的に限られた化石しか発掘されていませんでしたので、巨大爬虫類というイメージで想像されていました。
それでも草食動物を感じさせる印象は正解だと思います。



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ウィールデン層群紀
ヨーゼフ・クヴァセク
1851年

これは恐竜科学黎明期のイグアノドン復元姿ですね。
争っているのか戯れているのか、何故か牧歌的です。


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イグアノドンとヒラエオサウルス
ベンジャミン・ウォーターハウス・ホーキンズ
1857年頃

恐竜学術史上最初に明記された物のひとつです。
サイの様にずんぐりむっくり型で1本角のイグアノドンは愛嬌があります。



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メガロサウルスとプテロダクティルス
ベンジャミン・ウォーターハウス・ホーキンズ
1857年頃

メガロサウルスもイグアノドン同様、最初に研究発表された最初期の恐竜です。
こちらも限られた化石から四脚スタイルに復元されています。



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ジュラ紀初期の海棲爬虫類
ベンジャミン・ウォーターハウス・ホーキンズ
1876年

こちらは半海棲でしょうか、海から陸地にも上がっています。
口を大きく開けて威嚇する様子がリアルです。



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メガロサウルスとイグアノドン
ベンジャミン・ウォーターハウス・ホーキンズ
1877年

太古の昔から生き物の歴史は生存競争で成り立っていました。
捕食者も次の戦いで必ずしも残るとは限りませんでした。
そんな思いを抱かせます作画です。



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ラエラプスとハドロサウルス
ベンジャミン・ウォーターハウス・ホーキンズ
1877年

乱暴者の肉食恐竜が来たので一目散に逃げる草食恐竜の群れです。



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昔の恐竜本
こういった歴史古書を、直接頁をめくって読んでみたいです!
本文は英文ですけれども😅📔

戦う海棲爬虫類 
イクチオサウルスとプレシオサウルス
エドゥアール・リウ
1863年

かなりリアル系な復元図です。
対決場面は迫力があります。


建造物の窓を覗き込む恐竜
カミーユ・フラマリオン
1886年

ロスト・ワールド、キング・コング、ゴジラの原点イメージがここに!





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イグアノドン骨格組み立ての様子
レオン・ベッケル
1884年

発掘されたイグアノドンの骨格を組み立てている様子です。
こうして恐竜の姿形が時代に応じて再現されていきました。

物凄い興奮に引き込まれて、更に展示観覧は続きます。


恐竜画の作者、掲載書籍著者、年代等は、展覧会図録を元に明記させていただきました。


静岡ホビーショー会場にて、秘密基地のあるモデラーズ合同作品展とは別の場所で、フリーマーケットが開催されていました。
懐かしい昔の模型や玩具が所狭しと販売されていまして、スーパーフェスティバル以来の嬉し懐かし感覚でした。

テルスター中尉さんと一緒に訪れましたが、たちどころに昔の昭和駄菓子屋感覚にやられてしまいました。
これぞおっさんホイホイです。
僕も怪獣商品をいくつか買い求めました。


少し前に紹介しましたけれども、懐かしい怪獣資料を改めて公開させていただきます。



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大怪獣戦 30怪獣大あばれ!!
朝日ソノラマのソノシートで、東宝と円谷プロの怪獣達が迫力イラストで紹介されています。
ウルトラマンと科特隊基地の図解や怪獣縫いぐるみ工作解説もあって、楽しい内容です。



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ウルトラQの怪獣花火です。
テルスター中尉さんと一緒にまとめ買いしました。
個性溢れる素晴らしい絵ですが、どうも無版権らしいです。



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ガメラシール
ガメラのこの丸っこい体型が好きです。
サメとペンギンを合わせた様なジグラや、包丁頭のギロン等、敵怪獣も個性的です。


販売も大変楽しいホビーショーでした。
これからも催し参加で、また引っ掛かかってこようと思います。


おおこしたかのぶさん執筆の記事が載った雑誌を、入手しました。
週間実話増刊 ザ・タブーの最新号で、レトロ関連特集「昭和模型 大怪獣展」です。
紹介されております怪獣模型ですが、全て僕が組み立て彩色しました所有品です。




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雑誌表紙 こちらに掲載されております。



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特集記事です。
実際に印刷された物を見ますと、紙の質感も相まって大変奥深い味わいを感じます。

自分達が載っている誌面を見いる怪獣達。
おおこしさんの解説文章がお見事です。



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僕のプロフィールも載っています。
何を今更の年齢公開です(汗)




僕に取りまして、初めての雑誌紹介でした。
他所では滅多に見られない昭和時代の怪獣世界です。
この企画に協力出来ました事に感謝します。

ライターのおおこしたかのぶさん執筆構成によります、昭和の怪獣模型特集記事に、今回僕が協力させていただきました。
本日発売されます雑誌、週刊実話増刊ザ・タブー4月9日号(日本ジャーナル出版)に掲載されております、「昭和模型 大怪獣展」です。



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おおこしたかのぶさんは、あらゆるサブカルチャーに精通されたライターさんで、数多くの著書を手掛けられております。
今までにも昭和の模型や駄玩具類を特集として取り上げておられましたが、メーカーオリジナルの怪獣模型の完成作品を載せようという運びとなりました。

僕が組み立て彩色して完成させました模型を一堂に集めました、知られざる怪獣世界です。
カラーで3頁に渡りまして大々的に掲載されておりますので、見応え充分だと思います。
恥ずかしながら僕自身の事や、このブログも紹介されています。
是非共、雑誌をご覧になってください。

雑誌に載りました画像は全て新規撮影しました物です。
以下、掲載されていないアングル画像を載せておきます。



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画像上から
ジラゴン、グジラス、キジラ、ガメス、ラドンガです。

今回はおおこしさんとリモートワークでのやり取りで、物事を進めさせていただきました。
おおこしさんには大変お世話になりました。
改めてお礼を言わせていただきます。
どうも有り難うございます。

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